前場コメント No.15

[☆トレードは楽しい☆さん]

前場コメント No.15　買取王国、矢作建設、太陽ＨＤ、ＯＢＡＲＡ、栗田工業など

★10:30　 買取王国－売買なし　10月の既存店売上高1.8％減　パッケージメディア関連ので落ち込み
　買取王国が売買なし。同社は11月7日の大引け後に、10月の月次売上概況を発表し、既存店では前年同月比1.8％減、全店では同13.4％減となった。主力商材であるファッション、ホビーが前年を下回り、さらに売場の縮小を進めているゲームなどパッケージメディア関連の落ち込みをカバーすることができず、全体として昨年を下回ったとした。しかし、株価への影響は限定的。

★10:33　 矢作建－急落　上期営業益52.4％増も材料出尽くしで売り優勢
　矢作建設工業が急落。同社は7日に、17.3期上期（4-9月）の営業利益は41.4億円（前年同期比52.4％増）だったと発表した。不動産の売買・賃貸事業、建設用資機材賃貸・販売事業、ゴルフ場経営事業などを内訳とする兼業事業の売上高が増加したことが寄与した。上期の会社計画は40.0億円だった。しかしながら、決算期待で株価が大きく上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★10:34　 太陽ＨＤ－いちよしが「A」へ引き上げ　18.3期は増益転換を予想
　太陽ホールディングスが続伸。いちよし経済研究所では、ドライフィルム型ソルダーレジストの販売数量は上向きと判断。レーティングを「B」→「A」、フェアバリューを4000円→5000円と引き上げた。
　今17.3期上期（4～9月）決算の内容を踏まえて、いちよしの業績予想を上方修正。同2Q（7～9月）からドライフィルム型ソルダーレジスト（液状型に比べて使用生産性に優れる高機能製品）などの販売数量が上向いてきていることを考慮。来18.3期は円高影響や北九州事業所立ち上げ負担の一巡により、増益に転じると予想されるとした。

★10:36　 ＯＢＡＲＡ－大幅に4日続落　今期26％営業減益見込む　前期は10％減益着地
　ＯＢＡＲＡＧＲＯＵＰが大幅に4日続落。同社は7日、17.9期通期の連結営業利益予想を72.0億円（前期比26.1％減）とすると発表した。
　16.9期通期の営業利益は97.5億円（前の期比10.3％減）だった。平面研磨装置関連事業で主要エレクトロニクス製品の販売軟調を受け、取引先のエレクトロニクス関連素材でも、設備投資や生産活動に調整の動きが見られた。円高なども響いた。

★10:38　 三菱重工業－小幅反落　「まだ旅の途上」　「買い」継続
　三菱重工業が小幅反落。シティグループ証券では、「まだ旅の途上」とコメント。投資評価「1（買い）」を継続も、目標株価は530円→510円と引き下げた。
　通期会社計画が下方修正され、下期為替前提を1ドル100円に変更。下方修正は今期2度目。多くの不透明要因を抱えており、悪材料がまだすべて織り込まれていない可能性もある。しかし、同社はプラスのキャッシュフローを捻出するため資産を売却し、12円の予想配当も維持、船舶・海洋事業の規模適正化も進めている。株価は簿価を割り込んでおり、年初来でTOPIXを9％アンダーパフォーム。業績予想を減額し、ターゲットプライスを若干引き下げるとした。

★10:41　 栗田工業－反落　当面は足踏みだがまだ魅力はある　「買い」継続
　栗田工業が3日ぶり反落。シティグループ証券では、当面は足踏みだがまだ魅力はあるとして、投資評価「1（買い）」を継続した。目標株価は3000円→2850円と引き下げた。
　上期決算はおおむね会社計画に沿った結果になったが、通期計画は下方修正された。下方修正は、シャープとの超純水供給契約見直し、円高、水処理薬品事業の海外売上高下振れが主因。シティも業績予想を引き下げ。
　成長という点ではあまり期待できないが、潤沢なキャッシュフローや、株主還元に比較的前向きな姿勢にまだ魅力がある。会社側は引き続きキャッシュの一部を北米の水処理薬品事業買収に使う機会を探っているが、シティではRoEを高める手段として自社株買いを優先すべきと考えるとした。

★10:47　 ミスターマックス－もみ合い　10月度既存店売上高3.2％増　飲料や米が好調
　ミスターマックスがもみ合い。同社は11月7日に、10月度月次売上状況について、既存店売上高が前年同月比3.2％増、全店では同0.6％増だったと発表した。西日本を中心に気温が高く雨の多い気候が続いたものの、飲料や米が好調な食品部門や洗剤や紙綿が好調なHBC部門などが売り上げを伸ばしたとしている。




トレーダーズweb