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リスク高まる

9月9日の日経平均は16965.76(+6.99)と模様眺めのうすあきない。基準線の上、転換線の上であり、パラボリックは上昇だが、MACDはシグナルを切って下降。週足は基準線、転換線の上、パラボリックも上向きだが雲の中で抵抗を受けている。月足は基準線17740.87のまだ下にあるが、転換線16907の上に抜けてきており、下降中のパラボリック17562にはまだ届いておらず、MACDはマイナスだが、底を打ってシグナルを上に抜けてきている。短期は上昇だが頭打ち、中期は雲の中で抵抗をうけ、長期はまだ上昇に転じるには至っていない、というところか。


しかし依然為替は円高基調を抜け切れていない。ドル円は102.69で基準線の上だが、転換線102.75のすぐ下、雲の下限103.66の下にある。パラボリックは上向きだがMACDはゼロラインすれすれ。週足は基準線106.65、転換線103.52、雲の下限116.65ははるか上にあって、パラボリックも下降、MACDもなおマイナスと、円高トレンドが続いている。月足も基準線112のはるか下にあって、パラボリックは下降、MACDはゼロラインを切ってしまってきている。


FRBのメンバーの発言で、9月利上げの懸念が広がったことでNYダウは、394ドル安と大幅下落、基準線を割り込み、パラボリックは下向き、MACDもゼロラインを切ってきた。一方為替の方は、多少揺れ戻しているが、円高基調はまだ崩れていない。アメリカの金利がたとえ上がっても、インフレ期待の違いから、日米の実質金利差の開きは限られており、これが円安への急展開を妨げているのかもしれない。ただドル円も月足のRCIがー90になっており、一応底打ち感が出てきているとも考えられる。


東京の株はなんといっても日銀のETF買いへの期待があり、為替の動きから離れて、半ば人為的に釣り上げられているところだが、とはいっても、主力はやはり外国人のはず。NYダウの下げによって、余力のなくなった外国人が日本株も売ってくるリスクがある。円安への転換が大きく起これば、吸収されるだろうが、どうも為替の方は、円安に動いても限りがありそうな気配。マイナス金利のマイナス面に総裁自身が言及し、日銀の「総括」についても、どうやら内部で意見が割れているようで明確な緩和の方針がでてくるかどうか、わからない。どうも金融政策の手詰まり感が濃厚になってきており、新たな黒田バズーカで雲を吹き飛ばす、というのはむつかしそうな気配だ。


一方北朝鮮の小型核弾頭の開発、潜水艦からの弾道弾ミサイルの発射によって、南シナ海、尖閣周辺に加えて、極東の軍事的緊張は、過去に例のない水準に高まってきている。このままで済むとは思いにくい状況になってきている。これが市場にどのように影響を与えるのかも、今は正直全く読み切れない。有事の円買いといった動きが現れるのか、逆に円が売られるのか。ミサイルに怯えたマネーは、株からも逃避するのか。9月のアメリカの金利引き上げリスクとともにイベントリスクが高まっている局面と言えそうだ。
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