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期待はずれの円高

7月29日の日経平均は16569.27(+92.43)で終わった。日足では基準線、転換線、雲の上を維持しており、パラボリックもプラス、ただし上値はきり下がっており、MACDは下降中。週足は基準線、転換線の上だが雲の下、パラボリックは下向き、MACDはプラスに頭を出したところだが、シグナルはまだマイナス。日銀の金融緩和策をうけて、大きく振れ、安値は16174、高値は16679と500円幅。日足は一応プラスで終わっているものの、上髭が長く、昨日の上値にも届いていない。


一方ドル円は、ネガテイブな反応が鮮明だ。102.10で昨日の105.26からは3円を超す円高。雲の下、転換線の下で、基準線103.12を割り込んだ。MACDもマイナスに。週足も雲の下、基準線、転換線の下でMACDは深いマイナス圏。もともと株に比べて円安への反応は鈍かったが、円高トレンドに逆戻りした印象だ。


ETFの買う枠を二倍にしたのが今回の目玉ということだが、これが本当に実体経済にどれほど影響を及ぼすのか、マーケットは懐疑的。さすがに直接買われる株式市場は大揺れの末プラスになったものの、はるかに参加者が多い為替市場の反応は強烈にネガテイブ。円高が進めば、円安→輸出企業の利益拡大→賃金上昇というアベノミクスの筋書きは崩れてしまうので、ETFの拡大がもたらす株式市場へのテコ入れは、弥縫策の域を出ないであろう。一部にあったヘリコプターマネーというのは、さすがにあまりにも奇策ということで、もともと期待するほうが無理と思われるが、結局緩和策としてETFの拡大しかでてこなかったということは、金融政策の限界を改めて示したように受け取られめられたのではないかと思われる。こうした限定的な緩和策になったのは、FRBが利上げするまでは、為替操作の非難を避けるために、日銀としては円安誘導につながるような動きはできないということかもしれない。すると秋口にFRBが動くまではこれで我慢ということだろうか。


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