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政府補正予算案、、歳出不十分、新発債不足

 http://www.sankei.com/economy/news/160721/ecn1607210002-n2.html

・ 今回の政府補正予算案のかなりは公的融資。金利がゼロ近辺でも銀行貸し出しが伸びない状況で意味があるのか?

・ 歳出は10兆程度と見られるが、うち、3兆4千億は海外展開支援で国内景気にあまり役立たない。
・ 歳出の多くも建設事業で、最適資金配分からかい離するので、中長期で潜在成長率下押しになる可能性が高い。

・ 国債の新規発行は建設国債の数兆円のみ。国債バブルを冷ます効果は低い。

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・ 今回の補正では当面の景気を押し上げるが、その効果は弱い。
・ 緩和マネー(銀行資金)が国債市場と当座預金に張り付く状況はほぼ変化せず。今回措置での円安効果は低い。

・ 緩和不足(市中の通貨不足)の状況は変わらず、一過性の景気浮揚と、潜在成長率低下を招くのが今回の補正案(90年代の失敗した経済政策の焼き直し)

・ 7月末の日銀緩和も弱いことが想定されるので、景気は小泉時代後半と似てくると予想。
・ デフレには至らないが、弱い景気上昇が海外景気に引きずられる形で続くだろう。

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・ 補正予算10兆でも、歳出10兆、特例債(デフレ対策)&建設国債10兆ならば、景気浮揚の持続性、自立性(=緩和マネーの市中流出=円安化)にもっとインパクトがあった。 

・ 時限減税や期限付きクーポンのように、市場原理(最適資金配分)を歪めない歳出がメインならば、潜在成長率にも好影響。 


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