はるるっぴさんのブログ
『マーケットの魔術師』成功者の体験談を参考にする
素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは信頼できる専門家へ)
○『マーケットの魔術師』Jack D. Schwager (著)より
①トレードで成功する鍵はリスク・マネジメントにある ポジションをとる前に必ず
手仕舞うポイントを決めている
個々のトレードごとではなく総合したポートフォリオ・ベースでリスクを押さえておくことの重要性を強調する
②トレードをしていく上で自分より優れたトレーダーを探すんだ
そして自分でも好きになれそうなやり方を何か見つけることだ
③彼らはトレードし過ぎます 彼らはトレードすべき時を十分に選ばないのです
彼らは相場が動くのを見ると、何らかのアクションを取りたがります
忍耐強く待たないで、結局無理にトレードしてしまいます
忍耐力は多くの人が持っていない重要な特性です
④違った視点をもっていなければトレードだって続けていくのは難しい
結局トレードをやり過ぎて、うまくいかなくて行き詰ってしまうんだよ
⑤小幅な利食いを重ねて大金持ちになった人はいない
⑥僕は何事にも偏見を持たないようにしている だから心情的には信じ難いような情報でもそれが正しいことでありそうなら、積極的に受け入れるようにしている
⑦時に全く愚かな者が成功することがある そしてこれが不幸の始まりで、専門家でなくてもうまくいくんだなという気分になる これがワナなのですよ
だから大事なアドバイスは、人生の大半を賭けて努力している連中と競争しているのだと認識することです あらゆる瞬間に彼らプロがあなたの売買の反対側にいて、結局あなたは打ちのめされるのです
⑧偉大なトレーダーたちの多くは初めから成功したのではないという点は重要である
⑨進んで損切り出来ないのなら、株はやめた方がいいな
ブレーキのない車を運転するのかね
⑩成功するには常に人の一歩先を行かなければならない
⑪自分で正しいとわかるものが現れるまで待つんだ そして、利益を確保し、預金しておいて次のチャンスを待つんだ そうすれば、誰よりもずっと良い成果が得られるだろう
⑫独自性を持つこと 大衆と同じことをしていたらいずれは負けてしまう
⑬多くの偉大なトレーダーたちに共通する特徴は、大きなチャンスだと思ったときに喜んで大きなポジションをとり、またそうする能力があるという点である
⑭わたしは重要な発表の前に多くの資金をリスクにさらすようなことはしない
それはトレードではなくギャンブルだからだ
⑮素晴らしい材料がでても相場が少しも上がらないようだったら売ってもいいと思うよ
⑯ブローカーの話を聞くことが他のどの方法よりも手っ取り早く損する方法だと思うね トレードは孤独なものだから、自分で勉強しろというのが僕のアドバイスだね
(マーケットの魔術師 米トップトレーダーが語る成功の秘訣より抜粋)
⑭のアドバイスを理解していれば、イギリスのBrexitショックで
大きな損失を 被らなくてすんだでしょう。
○機関投資家のアメリカ株への強気度・弱気度を参考にする
世界のマーケットの中心はアメリカです。
日本株もアメリカ株が上がれば、上がりやすい。
参考までに、
EミニS&P500株価指数先物での機関投資家のポジションをチェックします。
【EミニS&P500株価指数先物の特徴】
EミニS&P500株価指数先物はその名前があらわしているとおり,アメリカ最大,
そして世界最大の株価指数先物であるCMEのS&P500株価指数先物のミニ版である
アセットマネジャーのEミニS&P500のポジションをチェックすると
買い比率
6月28日(火)54.4%
6月21日(火)56.9%
6月14日(火)58.7%
6月 7 日(火)60.2%
5月31日(火)59.9%
5月24日(火)59.9%
この数字から、アセットマネジャーがアメリカ株に対して強気になっていないことがわかります。
アセットマネジャーが強気になり、
買い比率が80%近くになると、その後、株価は暴落したりします。
機関投資家が強気になると、逆に注意が必要です。
金融危機前も、アメリカの専門家たちはガンガンに強気でした。
そして、その後、株価は暴落しました。(>_<)
アメリカ株が意外と堅調なのは、
機関投資家が弱気であることもひとつの理由だと思います。
ただ、NY株も史上最高値に接近しているので、要注意です。(・_・;)
○投資主体別売買動向(単位:百万)
海外投資家
最新週 −130,109
6月3週 −220,810
6月2週 223,586
6月1週 −146,169
5月4週 -70,500
個人投資家
最新週 35,527
6月3週 193,399
6月2週 29,517
6月1週 34,876
5月4週 -110,385
情報量の豊富な海外投資家が売り越し基調、情報量の乏しい個人投資家が
買い越し基調にあります。3週連続続くと、特に注意が必要です。
○足元の日本株
為替が円高で定着している割に、日本株は、比較的強い動きをしています。
何か悪材料がでると、豊島先生の警鐘するように日経平均株価14,000割れもある
かもしれません。
「ずばり円は95円 日経平均株価は13,000円まで下がる」
(豊島 逸夫の手帖より)
どうなるかわかりませんが、想定の範囲内にします。
逆に、G7協調介入やサプライズの追加金融緩和があれば、株価は上昇するでしょう。
新たな材料が出なければ、基本は戻り待ち売りと考えますが
下手に動けないところです。
現物株を保有している投資家は、リスク回避のために、
VIX ETF(1552)などを打診買いするのも、ひとつの選択肢だと思います。
(先物、オプション取引の得意な投資家は別です。)
Brexitショックは誰も経験したことのない大事件です。
この後、何が起きるかわかりません。
将来、歴史を振り返れば
「あの事件がEU分裂・ユーロ崩壊へ向かうきっかけとなる大きな事件だった」
「Brexitショックと言っていた頃が懐かしい。あの頃はまだよかった」
になっても不思議ではありません。
難しい相場が続いています。
マーケットの魔術師に書いてある成功者の体験談も参考にして
慎重に投資したいと思います。
みんかぶ予想はこのままにして様子を見ます。
株価がフラフラ上昇すれば、売り予想も考えたいと思います。
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あんぜんだいいちさん2016/7/2 18:42とても参考になりました。今週の上げでちょっと迷ってましたが、やはり来週から下がっていくという予想でいきます。ありがとうございます。