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2016-6-26 当面の日経平均と為替動向の分析

<当面の相場観> 2016-6-26
 ・先週の英国のEU離脱問題を受け、今後の相場観の私見をまとめています
  予想外の展開もある為、予めご了承をお願い致します。

<今後の相場方向観・・・本格的なリスクオフへの序章か?>
 1.英国EU離脱の影響が明確にならない限り、リスクオフの状況が続く!
  影響は深刻になる可能性も高い、
    今回の件が世界全体のリスクオフの本格的な開始になる可能性がある
  また、本格的な影響が出るまで時間がかかる為、
    長期に渡り、景気低迷につながる恐れもある。
 
   2.1946年からの日経平均の上昇は、’89年のバブルで終わり、
    その調整局面がまだ続いている。
  昨夏の高値からの下落が本格的なリスクオフになっており、
    今後、10,000円を切ってもおかしくない
  状況かと思われる。

 3.ドル円は、2011年からの上昇は昨年の125円越えで終了!
  100円前後で下げ止まる事はなく、数年かけて、80円割れを実現しても
    不思議ではない状況かと思われる

 4.国内のリスクオフの回避には日本政府として、腰をいれた、本格的な対応が必要!
  世界的なリスクオフになれば、一国だけの対応では早期の回復も厳しくなると思われる。

①市場を取り巻く背景等
 1.事前の予想を覆す英国のEU離脱--残留前提の投資家多く、反動が大きい
     --パニック的な売りは、まだ続くと予測
  --今週末のEU財務担当会議、国内の政府関係の会議でも明確な対処方法が示されず、
       不安感は払拭出来ていない。
 2.根本的には世界的な経済の低迷、政治の不透明、デフレ懸念等が有る
  --多くの先進国、新興国共、課題を抱え、明確なビジョンを描きにくくなっている

②英国のEU離脱の影響
 1.英国連邦内での混乱--一部地域での独立、再選挙等の要望高い、政権交代で混乱収集は
     まだ時間がかかる。
 2.他国へのドミノ現象の懸念
  ・オランダ、スペイン等で離脱機運高まる恐れ
  ・6/26のスペイン、来年の仏選挙等にも影響
 3.グローバルな影響が必至
  ・英国、EUへの海外投資が減少、企業活動の衰退も!
  ・欧州全体の経済地位の低下の可能性
 4.EU圏の経済力は元来脆弱で今回の件が追い打ちとなり、ユーロ通貨は
  更に下落とみる
 5.安全通貨として、消去法的に円が買われる傾向が強くなる
 6.日本の株に対しては、海外投資家が他地域での損失をカバーする為に益出し対象として
  売りに回る可能性が高くなる--結果的に大きな下落に繋がる恐れも懸念

③現状の日本の状況
 1.アベノミクスは正念場
  ・具体的な経済活性化対策が今秋になり不透明、不信感続く
  ・金融緩和、低金利だけでは、経済の本格的な浮上は厳しい
  ・消費税先延ばし効果も一時的か?
  ・7月の選挙時点で株価下落続けば、与党の勝利も難しくなる恐れ
 2.輸出企業の採算レートはドル円で103.2円。今後、円高が続けば
  収益性が悪化する。生産の国内回帰も難しくなる。
 3.国内産業の根本的な構造改革が実現しなければ、経済へダメージは大きい。
 4.背景に人口減、資源が乏しい、エネルギー/食料の自給率が低い、
     政府の負債が大きい等の
  課題を抱えており、相応の対応をしないと国力の大きな低下になる恐れがある。

④米国の状況
 1.FOMCの利上げは当面、ないと予測。
  FRBの想定以上に国内外の状況が芳しくない可能性が高いのでは?
 2.米企業の輸出採算配慮、利上げによる新興国へのダメージ配慮、
     国内景気への配慮等で当面、ドル安を誘導する可能性。
    →ドル円の下げへの日本政府による介入は認めにくい状況になる
 3,次期大統領選挙でトランプ氏が有力ないなれば、政治経済への懸念材料が大きくなる恐れ
  クリントン氏でもドル安誘導、TPPの見直しの可能性があり、日本への影響は大きい!

                        以  上
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