ビール各社が猛暑・減税に期待して第3・発泡酒からシフトし増産

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ビール各社が猛暑・減税に期待して第3・発泡酒からシフトし増産

大手ビール各社は、今夏のビール生産量を増やすようです。

キリンビール、サントリービール、サッポロビールの3社は前年同期比で1割程度増産するほか、アサヒビールも「需要動向に応じて柔軟に対応する」方針だそうです。

税制改正により、早ければ来年度にもビールの税率が引き下げになるとの観測が広がっており、各社は発泡酒や第3のビールに振り向けていた経営資源を、ビールにシフトし、ブランド強化を図る狙いのようです。

 

キリンビールは、ブランド強化の一環として、主力ビールのコンセプト店「キリン一番搾りガーデン」をオープンしたそうです。

同社の広告・販売促進費は前年と同水準ですが、ビールに重点的に配分する計画で、6月のビール生産量も1割超増やすそうです。

 

サントリービールも6~8月のビール生産量を1割増やすそうです。

 

サッポロビールは6~7月のビール生産量を11%増やす計画だそうです。

 

各社がビール事業に経営資源を振り向けるのは、早ければ平成29年度の税制改正で「酒税が改正される」との思惑からのようです。

これまでの税制改正協議ではビール▽発泡酒▽第3のビール-の税率を統一し、発泡酒と第3のビールの税率を引き上げる一方、ビールを減税する方向で議論が進んでいるようです。

 

さらに気象状況も増産を後押ししており、気象庁によると、南米ペルー沖で海面水温が高くなるエルニーニョ現象が今春に終息した影響で、今夏の日本は猛暑になる可能性があるとのことです。

今夏の気温が例年より高くなれば、ビール需要も伸びる見込みのようです。

 

ビール党の人にとっては、よい季節がやってきましたね。

 

2503:1,746.5円、 2501:558円、 2502:3,465円

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