kabukabumanさんのブログ
ドル円急落(短期筋の円買いが早まっただけかも)
昨夜発表された「米5月度非農業部門雇用者数」は+3.8万人となり
市場予想を10万人以上下回る結果になりました。
さらに3月、4月の統計結果もそれぞれぞれ5万9千人下方修正され
一部で景気減速懸念が燻り始めた様です。
<2016年の非農業部門雇用者数>
1月 +15.1万人
2月 +24.2万人
3月 +21.5万人-5.9万人=+15.6万人
4月 +16.0万人-5.9万人=+10.1万人
5月 + 3.8万人
一方5/31時点の短期筋による円ロングは前週に比べさらに減少していますが
昨夜の米雇用統計を受け一気に円が買い戻された筈です。
因みに5/31のドル円相場は、日中平均110.94円でした。
また、昨夜のNY市場は安く始まりましたが
6月利上げの可能性がほぼ無くなったことや、7月の利上げ観測も後退したことから
後半は買いが優勢となり、S&P500指数は前日比−0.29%で引けています。
しかしドル円相場の下落は止まらず、終値は昨日の安値に近い106.53円。
CME日経円建ては16335円で、ダウの下落率-0.18%に比べ
日経平均の予想下落率は-1.40%という不甲斐無い結果に終わりました。
まさに「NYがくしゃみをすれば東京が風邪を惹く」の格言通りという訳ですが
個人的にはヘッジファンドの円買い仕掛けが
予定より一週間程度早まっただけではないかと推察しています。
週明けにヘッジをすればいいだろうとのんびり構えていた自分の判断ミスですが
対処が早過ぎても失敗することが多く、なかなかタイミングがドンピシャとは行きません。
因みに、昨夜一応手当はしましたが、肝心の21:30頃は
呑気に「みんかぶ日記」を書いている最中でした。ヾ(_ _。)ハンセイ
さて来週以降の相場展開ですが、円高傾向が急に収まるとは考え難いので
NY次第では日経平均16000円割れも覚悟しています。
また昨夜も底堅さを見せたNY市場ですが、NYSEの騰落レシオは依然110%台と高く
景気の先行きに対する投資家の不安や、6/23の英国民投票への警戒感などから
売り崩され易い環境が整っている点には注意が必要だと思います。
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