5/17時点の投機筋による円買いポジションは前週から殆ど変化していません。
しかし、FRBの6~7月利上げ観測が高まっている一方で
日銀は6~7月に追加緩和に踏み切る可能性があります。
ですから投機筋の円ロングは、短期的にはある程度解消されるのではないかと予想しています。
因みに、先週のドル円相場は何とか110円台を維持しましたが
110円を底としたアルゴ取引によるものではないかという見方もある様です。
これらを総合的に判断すると、短期的(この先一ヶ月間程度)に
122円以上の円安も充分有り得ると考えています。(希望的観測も含めて)
但し、株価には政府の経済政策も大きな影響を持ちますから
消費税増税の再延期問題や、景気対策の内容を注視しながら
5月下旬~6月中旬の投資戦略を考えたいと思います。
また、来週の日経平均は調整すると予想していますが
投機筋による円ロングの解消が始まれば(既に始まっている可能性もありますが)
円安から、再び17000円へのチャレンジ相場が期待出来るのではないでしょうか。