熊本大地震も今日で1か月となります。1万人超の被災者の方々が、今なお避難所暮らしを余儀なくされています。
そんな中、多くの芸能人の方々が避難所を訪れて、炊き出しなどを行ってくれています。でも中にはお忍びでひそかに訪れる人も多いんだとか・・
一部で芸能人の寄付や炊き出しを「売名行為」と、批判する声があるためなのだそうです。
私は震災以来、NHK以外のTVをほとんど見なかったので、売名行為云々の話はチラッと聞いた程度で、あんまり気にも留めていませんでした。
調べてみると、女優の沙栄子さんが500万円寄付したのが、売名行為でけしからんとか、ほかに森高千里さんや、井上晴美さんがやり玉に挙げられているようです。
上記の人たちが、本当に売名行為で支援をしたのどうかは、私は知りません。
しかし、これらの芸能人を批判するツイッターなどの書き込みを見て、ひとつ言えることは、証拠も何もないのに、自分勝手な思い込みで、他人を攻撃するということは、人間として取るべき行動ではないのではないか、ということです。
告発は真剣に聞かないといけません。証人と証拠が必要ですから。 しかし誹謗中傷は言うだけタダですから、天下国家を毒するだけで何の役にもたちません。
先日、俳優の杉良太郎さんが避難所を訪れ、多くの被災者が元気をもらったそうです。
登山家の野口健さんも、一番被害のひどかった益城町にテント村を開設し、ある被災者の方が電話したら、野口さん本人がテントをもって家まで来てくれたそうです。
被災するととにかく気が滅入りますから、元気をもらうことはお金をもらうよりもはるかに有益かもしれません。
別に金持ちじゃなくても、例えば13日までに東京千代田区大手町JAビルで行われていたイベント、「熊本を食べて応援、JAまるしぇ」には1200人の方が訪れ大盛況だったそうですが、こういうイベントに参加するだけでも、立派な支援になります。
心無い中傷をするよりも、ほんのチョットでもいいですから、被災者の方々へのプラスになるようなことをするのが、よろしいんじゃないでしょうか。 そして芸能人の方が、目立たないように支援をしなければならないような雰囲気は、今回で終わりにすべきだと思います。