ビール大手4社の平成28年1〜3月期の連結決算が出そろい、営業損益はビール類(発泡酒、第3のビール含む)の販売が堅調だったサントリーホールディングス(HD)とアサヒグループHDの2社が増益を確保しましたが、キリンHDは減益、サッポロHDは赤字となり明暗を分けたようです。
10日に決算発表したサッポロの営業損益は14億円の赤字となり、前年に続いて営業赤字となったそうです。
前年同期は黒字だった最終損益は20億円の赤字に転落したそうです。
発泡酒と第3のビールが不振で、ビール類の販売数量が前年同期比で1%増にとどまり、ビール需要の少ない時期でもあり、販促費などのコストを売り上げの増加などで吸収できなかったようです。
キリンも新商品発売の端境期だったことなどが響き、ビール類は11%減少したそうです。
一方、新商品の投入などが奏功し、サントリーとアサヒのビール類の販売数量はそれぞれ3%増えたそうです。
ただ、4社とも平成28年12月期の業績予想は据え置いたそうです。
クールビズも始まり、これから暑い季節となりますが、各社ともどれくらい挽回できるんでしょうね。
2502:3,577円、2503:1,784円、2501:609円、2587:5,320円