昔から災害にデマ情報はつきものですが 、今回の熊本地震でもやっぱりありました。 近年はインターネットの普及で、昔と比べると電光石火の勢いで、デマが拡散するのが特徴のようです。 目立ったものをいくつかまとめてみました。
1、動物園からライオンが逃げだした。
これは私も耳にしました。実際地震の影響で、動物園の檻が捻じ曲がるなどの被害はあったそうです。
2、川内原発で火災発生
これも有名なデマです。 被災者の不安をあおりたてる悪質極まりないデマです。
3、八代市で震度8の地震発生。
これは震度8という単位自体が存在しないのですぐ嘘とわかるのですが、こういう愉快犯的なデマも止めてほしいです。
4、在熊の朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ。
これが最も悪質。これは関東大震災のときに流れたデマを真似たもので、当時はこれが原因で、多くの朝鮮人が虐殺されたそうです。
普通、大規模な災害が発生すると、多くの人たちが、何らかの形で支援してくれたり、励ましてくれたりするものですが、残念ながら10人が10人善人というわけにはいかないのが人間社会というもの。
被災して気の滅入っている人に対して、死人に鞭打つようなことを平気でする人もなかにはおります。
噂というのは、信じるものではなくて確かめるものです。
今後も日本の各地でいろんな災害が発生することでしょうけど、氾濫する情報を鵜呑みにせず、情報の真偽を信頼できる第三者に確認したのちに、冷静に行動するようにしたいものです。