円高進行、NY市場はアマゾンの好決算が救い？

[kabukabumanさん]

昨夜のNY市場はダウが一時前日比－178ドル

ナスダックは同－65ptまで下落しましたが、引けに掛けて持ち直しています。

しかし昨日の決算は、アマゾン以外全て今一つで

NY市場の上値を重くしている原因だと言えそうです。

また、アップルの後遺症がまだ尾を引いているのではないかという声も聞こえているとのこと。

＜米国主要企業四半期決算状況（4/29）＞

シェブロン（第一四半期）　×

EPS：予想－16￠　➡　結果－39￠
売上高：予想227.4億ドル　➡　結果235.5億ドル

売上高前同比：－31.9％

エクソン・モービル（第一四半期）　×

EPS：予想32￠　➡　結果43￠
売上高：予想501.4億ドル　➡　結果487.1億ドル

売上高前同比：－28.0％

アマゾン（第一四半期）　○

EPS：予想60￠　➡　結果＄1.07
売上高：予想280億ドル　➡　結果291.3億ドル

売上高前同比：＋28.2％
営業利益：予想5.45億ドル　➡　11.0億ドル

ギリアド・サイエンシズ（第一四半期）　×

EPS：予想＄3.13　➡　結果＄3.03
売上高：予想80.7億ドル　➡　結果77.9億ドル

2016年度売上高予想：317.6億ドル　➡　300～310億ドルに下方修正

テキサス・インスツルメント（第一四半期）　△

EPS：予想62￠　➡　結果65￠
売上高：29.8億ドル　➡　結果30.1億ドル

売上高前同比：－4.5％

一方で、為替は円高が進行しています。

現在ドル/円＝106.38円、ユーロ/円＝121.78円

＜投機筋によるIMM通貨先物ポジションの推移＞

4/26時点では、日銀の追加緩和を見込んで円ロングはやや減少しています。

しかし直近の円相場から判断すると

円ロングは、恐らく年初来最多枚数を更新しているものと思われます。

因みに、証券各社の先物・オプション手口は、一旦買戻す可能性を示唆していますが

5月はFOMCも日銀金融政策決定会合も予定されていないため

ヘッジファンドの出方にも注意が必要だと考えています。

そのため、5月の日経平均株価はさらなる乱高下も予想され

ざっくりですが、15700円～16800円のレンジが濃厚で

万一ハゲタカの売り崩しがあれば15000円の攻防も有るのではないでしょうか。

先ずは円相場が108円台に回帰出来るかどうかが

日経平均株価が16500円前後で安定するためのバロメーターになる様な気がします。

[kabukabumanさん]

ハゲタカの売り崩しさえなければ

東京市場はある程度戻す可能性が高いと考えています。

因みに、5月決算のヘッジファンドは20日が多い様なので

取り敢えず中旬までは要注意かと。。。。。