株式市場独り言さんのブログ
4/27 決算メモ ファナック 売られたら買いたい
《独り言》
ファナックが決算を公表。
減収減益の決算であり、また減収減益の予想であることを考えるとネガティブだが・・・
外部環境もまだ厳しさが残りそう、、、
ただし、会社予想の為替前提が1ドル=105円と相対的に保守的。
当社の収益性の高さと資本政策は株価にポジティブな要素である。
総合的には売られたら買いたいというところか。。。
<ファナックの会社概要>
当社は以下の事業に特長をもつ。
- 産業用ロボットとして自動車向け多関節ロボット(*)が主。
(*)ファナック、安川電機、ABB、KUKAが世界四強
- また、工作機械の頭脳部分・NC装置で世界シェアトップ。
資本政策の興味深い点としては
- 配当性向を60%(当期純利益×60%が配当総額)としてきっちり配当している
- 自己株取得について平均総還元性向を最大80%としてH27/4以降の5年間で自己株取得を機動的に行う
という点。
収益率の高さは
- 営業利益/売上高=30%以上という点で際立つ。
また、ROEは11.8%(28/3月期実績)と高い。
<決算概要>
①28/3月期は減収減益。(別添え画像参照)
②29/3月期会社予想も減収減益。
③配当予想は未公表。ただし、当期純利益が前年比-41.3%となっていることから会社予想通りとなれば年間配当は300円弱となる(28/3月期:490.07円、27/3月期:636.62円)。
④部門別状況(資料から抜粋)
- 工作機械(売上:前年比-17.6%%)
:中国の需要が落ち込み、台湾韓国の需要も低調に推移。国内も下期に弱含んだ。
- ロボット部門(売上:前年比+20.3%)
:米国、欧州堅調。中国も好調。国内でも自動車産業向けなどで売上伸長。
- ロボマシン部門(売上前年比-37.2%)
:IT関係の需要が前年より減少。
⑤今期見通しについて
- 為替前提はドル円が1ドル=105円、ユーロが1ユーロ=115円。
- 売上は前期比-18.9%、当期純利益は-41.3%と予想(別添え画像参照)。
6カ月株価推移
2年間株価推移
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(注)投資判断はご自身でお願いします。
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