避難所と避難場所とは違うと知っていたかい?
行政が言うには、ずーっと避難場所として使用できるのが「避難所」で、短期だけ避難できるのが「避難場所」だそうだ。
こんな違いがある言葉だとは爺ちゃんはこの歳になるまで知らんかったぞ!
それがこともあろうに熊本県立大学だそうだ。被災した地元ではないか。しかも県立。
体育館を避難者が使用しても授業にどれほどの遅れと支障が出ると言うのか。
無茶苦茶腹が立つ爺ちゃんであった。
◇熊本県立大が避難場所閉鎖
熊本地震で被災した住民らが一時1000人以上が避難していた熊本県立大(熊本市東区、五百旗頭<いおきべ>真理事長)が18日正午で、「指定緊急避難場所」を閉鎖した。熊本市は同大を一時的な「避難場所」としているが、長期滞在が可能な「避難所」には指定していない。大学側は「講義再開の準備のため閉鎖はやむをえない」としているが、震度6強の地震からわずか2日後の閉鎖に多くの住民が困惑。17日夜以降、多くが近くの避難所などに移転したとみられるが、18日正午現在約20人が残っている。
災害対策基本法などによると、災害時に住民が避難する場所には、一時的な避難を想定した「避難場所」と長期滞在する「避難所」の2種類があり、一部は避難場所から避難所に移行することもできる。市は2013年、同大と指定緊急避難場所として利用する協定を結んだが、避難所に移行できる対象にはしていない。
同大は14日深夜の地震以降、大学の体育館やロビーなどを避難場所として提供し、19日まで休講を決めた。当初は学生や周辺住民ら約300人が避難し、16日未明の強い揺れを受け、一時1000人以上が滞在した。
避難場所の運営は、学生がボランティアで担当し、食糧配布や部屋の見回りなどを実施。高齢者や障害者に配慮して部屋を分けるなどの工夫もしてきた。しかし、講義再開の準備が必要なことや、避難場所を運営する学生の負担が大きいため大学が閉鎖を決めた。同大の仁木徳子事務局長は「大学だけで避難所を運営するには限界もある。事情を理解してほしい」としている。
東区の無職、川瀬さおりさん(44)は「余震も怖くて帰れない。ずっと避難できると思っていた。どうしていいかわからない」と話している。
同市危機管理防災総室は「避難場所の閉鎖は聞いていない。長く運営してもらいたいが、市の判断だけで運営できる市立小中学校などと違い、県立大学なので継続か閉鎖かなどの判断は任せざるを得ない」としている。