ところが、この「確信」がいつのまにか確信ではなく「希望」に変わってしまうことがあります。例えばどんどん価を上げてる時。相場が加熱しているのに「まだ上がる」と考えたとしましょう。それは確信なのか、それとも単なる希望なのか、ときに見失ってしまうことがあります。逆にどんどん価を下げてるとき。これも「そのうち上がる」と考えたとしましょう。これも確信なのか、それとも単なる希望なのか見失ってしまうことがあります。
株価が上がり続けてる時、あるいは下がり続けている時、冷静に自分を見つめなおさなければいけません。それは元々の分析に裏付けられた確信なのか、それとも「上がって欲しい」「下がって欲しい」という単なる希望なのか。残念ながら株価に願いは届きません。もし「確信」が「希望」に変わったら、その投資は一旦休んで、冷静に客観的に分析しなおすべきです。もしかしたらその銘柄には逃げられてしまうかもしれませんが(※9割方逃げられません)、長い投資生活をトータルで考えればその方が大きなリターンが得られるんじゃないかな…と、個人的には思うわけです。