はるるっぴさんのブログ
自己改革によって時間より先に進む
先日、知り合いの学生が、アメリカのロサンゼルスに1ヶ月間行って帰ってきたので
土産話を聞きました。
ロスに行って、印象に残ったことを聞いたところ、いくつか話をしてくました。
(あくまでも、その学生の感想です)
「アメリカ人は、働かないと感じることが多かった」
「休みの日は、ほとんどの店がしまっていた。Always openと看板のあがっている店も
閉まっていたらしい」
「ロサンゼルスのディズニーランドの接客態度はなっていない」
「こんなの夢の国じゃないと思った」
「時間にルーズ 遅れることが多い」
「しかし、終わりの時間はしっかり守る」
「観光地などに行くと、フリーと言ってCDなどいろいろとすすめる人がいる。
もらったら、チップを請求され、支払うまでついてくる。」
「ロサンゼルスのあるカリフォルニア州は、財政難でお金がなく道路が修理されずに
デコボコのところがたくさんあった。車やバスに乗ると、道路がデコボコになっているので、
乗り心地が悪かった。」
「料理は、あまりおいしくなかった。(学生なので高価なところに行っていない?)
ラスベガスで食べたバイクングは、日本円で3,500円したけど、そこはおいしかった。」
「日本と違って、あちこちで(合衆国)国旗を見た」
「現地で、地下鉄は危ないから乗ってはいけないと言われたので、乗らなかった」
「アメリカ人は、働かない」と感じたことについて、
具体的な話をいくつか聞きました。
その話を聞くと、米ドルが弱くなる一面を理解できる気もした。
今月、知り合いでニューヨークに行く人がいるので
その人が帰ってきたら、ロサンゼルスとは違う話が聞けるかもしれないと思っています。
いずれにせよ、その学生にとってロスでの1ヶ月間の滞在は、
たくさんのことが経験出来て、とても楽しかったらしい。
素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは信頼できる専門家へ)
時間ないので、思いつくままに書いています。
○ヘッジファンド報酬ランキング
少し前、日経CNBCでも報道されていた通り、
2015年ヘッジファンド報酬ランキングが発表されていました。
第一位 ケネス・グリフィン 17億ドル シタデル
第二位 ジェームズ・シモンズ 16億5,000万ドル ルネサンス・テクノロジーズ
第三位 スティーブ・コーエン 15億5,000万ドル SACキャピタル・アドバイザーズ
日本円にすると、2,000億円近くの報酬になります。
高額年棒が話題になったヤンキースの田中投手で約22億円
日本のプロ野球で注目の大谷投手兼野手で約2億円
大谷投手兼野手1,000人分の給与になります。
ヘッジファンドマネジャーの高額報酬は、桁が違います。
世界の投資家は、
ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、ジム・ロジャーズの順番です。
No.2のソロスが昨年の年棒ランキング10位に入っているだけで、他の2人は入って
いません。
昨年、ヘッジファンド全体では損しているのに、しっかり儲けているヘッジファンド
マネジャーがいるということがわかります。
上位ランキング者に「数学者」が多いことにも注目したいと思います。
2位のジェームズ・シモンズは、ルネサンス・テクノロジーズの代表者。
ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学で教授をした後、ルネサンス・テクノロジーズを
設立しました。会社の社員は、株式市場のことを知らない集団。社員に博士200人がいて、
専門は数学・物理学・宇宙物理学・統計学。
2008年のリーマン・ショックのときも彼らのロジックが当たり、代表の年棒2,000億円で社員では150億円稼ぐ人もいると聞きました。
つまり、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)等は蚊帳の外で、本当に稼ぐ人は
ファンダメンタルズは見ていないという事かもしれません。
ヘッジファンド業界は、莫大なお金が動きます。
一般人から見ると、スポーツ業界で稼ぐ人は凄い年俸ですけど
その方たちとも桁が違います。
少数の勝ち組と多数の負け組に分かれるのでしょう。
投資の世界(特に短期勝負の場合)では、このような凄い人たちが、ライバルになるので
それなりの覚悟が必要かもしれません。
○マイナス金利の復習
マイナス金利が話題になることが増えたので、少しだけ復習します。
マイナス金利は、振り返ってみると安倍総裁が2012年11月15日に予告されていました。
「銀行が政府にお金を預ければ、0.1%の金利がつくのは高すぎる。最も安全な日銀に0.1%で
預けられるのであれば、すぐにお金は日本銀行に帰ってくる それよりはむしろ逆にゼロにするか、マイナスにするくらいのことをして貸し出し圧力を強めていただかなければならない」
と発言されていた。
この発言を覚えていた人は、マイナス金利を聞いて
「やっぱり!」
となったでしょう。
当時の安倍総裁の発言が、現実になりました。
その後、2012年11月26日に米倉経団連会長(当時)が記者会見で
「安倍総裁の考えは大規模というより無鉄砲だ。世界各国の禁じ手のような政策をやるのは
無謀すぎる。日銀による建設国債引き受けは、財政ファイナンスと取られ、日本国債の
信用問題になりかねない。」
この発言は、これから現実になるでしょう。
その少し前の、2012年11月20日の白川総裁(当時)の発言も参考になります。
「政府が公共事業のために発行する建設国債を日銀に全額買い取らせることは、IMFが
発展途上国に助言する際に、やってはいけないことのリストの最上位だ」
やってはいけないことの最上位のことをやっているので、
この先大変なことが起きるでしょう。(>_<)
昔の要人の発言を読むと、参考になることがあるかもしれません。
○マンデーミーテングメモ
野村総研のリチャード・クー氏のマンデーミーテングメモ(2016年3月28日)を
読んでみました。論理的に書かれているので、参考になるかもしれません。
最後の文章より引用
「非伝統的な金融政策の本当のコストはその解除後に初めて明らかになるのであり、解除時を含めたトータルで見て、この種の政策が果たして有益なものであったかどうかは、解除が終了してから判断できることになる。
わたし(リチャード・クー氏)は、その時点での結論は、よくもこんな馬鹿なことをやってくれたなというものになると思っている・・・」
(詳しくは、全文参照。もよりの野村證券さんへ)
○投資主体別売買動向と新興市場
投資主体別売買動向をチェックすると、海外投資家の売り越しが続いている中で、
個人は、3月第2週、第3週と2連続買い越していました。
最新週の個人は、少し売り越していましたが、金額は少ないです。そのうえ、個人投資家
好みの新興市場が、比較的強いので、少し警戒してもよいところだと考えていたところ、
先週末、日経平均株価はそれなりに下落しました。
海外投資家の売り越しが続いている中で、個人投資家が買い越しているときは、引き続き
注意したいと思います。また、買い越しが続いている信託銀行の動向もチェックしたいところです。
○ソブリンリスクからペンションリスクへ
一部の専門家も指摘しているように、GPIFだけでなく年金基金は結構高値でリスク資産を買っています。足元の投資主体別売買動向の信託銀行の買いには年金基金の買いも含まれています。
日本だけでなく、世界の先進国の年金基金も運用に苦労されています。
わたしの身近な話では、確定拠出型年金の運用で、専門家の意見を参考にして
分散投資されていた方々は、運用成績がかなりマイナスになっています。
将来、ソブリンリスクが再発したときに、年金も危なくなるでしょう。
世界金融危機の本質を理解されている人は、将来想定できるペンションリスクに備え
今から何らかの対策を考えてもよいかもしれません。
人間は自己改革することによって時間より先に進むことができるので、
わたしも引き続き努力したいと思っています。
○4月のマーケット
アメリカのニューヨークダウが、FRBが利上げしたにもかかわらず、上昇してバブル化
しているので気持ち悪いです。また、月末には、日米欧の中央銀行の政策決定会合が
あるうえ、政府の国際金融分析会合などを受けて消費税凍結もあるかもしれません。
5月の伊勢志摩サミットもあり、なかなか予想の難しい相場になると思います。
(消費税増税は、凍結される可能性が高いと予想しています。そのときのマーケット
状況にもよりますが、短期的には株価にプラス材料になるかもしれません。)
注目スケジュール
4月21日 ECB理事会
4月26-27日 米国FOMC
4月27-28日 日銀金融政策決定会合(経済物価展望レポート)
4月中旬頃 2016年1-3月期 GDP速報値
5月26-27日 伊勢志摩サミット
株価が上昇することも期待できますが、何かのきっかけで、4月1日の相場のように
株価が急落することがあるので、積極的なリスクテイクには慎重になりたいところです。
売り方の総攻撃が成功して、セリングクライマックスがくる場面があれば、そこは
少し買ってもよいかもしれません。この場合は、おそらく為替は円高になり110円を
割ってきます。
みんかぶ予想でのトヨタ株は、買い予想を終了させないといけないときに、
見る時間なしで、結果、マイナスになってしまいました。(-_-;)
見る時間なしで、何回か失敗していますが、助かった時もあります。
みんかぶ予想
買い予想 2銘柄のまま継続します。