東証１部上場の製薬会社「日本化薬」の抗がん剤が特許を侵害したとして、スイスの製薬会社が製造・販売の差し止めなどを求めた訴訟で、東京地裁（長谷川浩二裁判長）は３日、特許侵害を認め、日本化薬に抗がん剤の製造・販売の差し止めと廃棄を命じる判決を言い渡し、同社は控訴したそうです。
原告は、スイスに本社のある「デビオファーム・インターナショナル・エス・アー」で、同社は別の12社にも同じ訴訟を起こしているそうです。
問題となったのは、直腸がんなどに効果のある抗がん剤の「オキサリプラチン製剤」で、判決などによると、日本化薬は2014～15年、国から後発医薬品（ジェネリック）の承認を受け、製造・販売を開始したとのことです。
日本化薬はデビオ社の開発した抗がん剤の製法は新規性を欠き、特許は無効だと主張しましたが、判決はデビオ社の製法には新規性があると判断し、「日本化薬の抗がん剤は、デビオ社の発明の技術的範囲にある」と認定したそうです。
株価に影響はでるんでしょうかね。
4272：1,159円
