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黒田更迭論

黒田日銀総裁は、やってはいけないことをやってしまった。
「マイナス金利」これはやってはいけないことだった。


そもそも「金利」とは、何ぞや?
ということを、真剣に考えるべきだ。


金利とは、何か?
それは、時間価値だ。


分かりやすく言えば、金利とは、今、目の前にある現金を
直ぐに使ってしまうのではなく、
ちょっと我慢して、貯金することに対する対価である、


金利がプラスであれば、我慢することの対価はプラスである。
しかし、マイナスであれば・・・・当然マイナス。


「貯金は悪だ」ということ、「さっさと消費しろ」というメッセージといえる。

しかし、将来に対する不安のある中で、「消費しろ」と言われても
出来るわけがない。


現状は。マネーが行き場を失って、右往左往している状態。


確かに、貯蓄(銀行預金)は過剰かもしれないが、
マイナス金利で、強制的に投資(株式)や消費に資金を向かわせようとしたって、


将来に対する不安を解消できなければ、
いくらマイナス金利にしても意味がない。
いたずらに、混乱を招くだけだ。


金利が持つ意味=我慢することに対する対価
ということを考えれば、マイナス金利は悪手だったと思う。


結果は日経平均を見てのとおりだ。


黒田は、さっさと自らの過ちを認め、マイナス金利を撤回し
さっさと退場するべきである。


金融政策ができることは、無い。


実体経済に働きかける政策を、規制緩和と産業振興を中心に
安倍政権が、スピード感をもって、実施していくしかない。

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