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昭和シェル石油と東燃ゼネラル石油

昨日の新聞記事ではあるけれど、石油元売りの話は興味深かった。
というのは、昭和シェル石油と東燃ゼネラル石油は、会計処理が異なること。
昭和シェルは原油の在庫評価方法は総平均法。
東燃ゼネラルはLIFO。
これによって大きく2社の決算内容に差が出た模様。
ここまで原油価格が上昇すると、会計方針によって大きな影響が最終損益としては出てくる。

さらに原油の仕入れ認識時期も両社は異なるとか。
昭和シェルは海外調達した原油が日本国内に到着した時点の原油価格が基準になり仕入れコスト計算される。
それに対し東燃ゼネラルは海外で船積みした時点の原油価格が基準。
到着までに約1か月かかることから仕入れコストへの影響も異なったという話。

企業として、どの時点を基準とする、と決めるというのも重要だけれど、比較的差が出てくるものだなぁと改めて思った事例。
でもこの記事を読むまで、2社にそんな評価方法の違いがあったことは知らなかった。
勉強になるなー。
2件のコメントがあります
  • イメージ
    シノっちさん
    2008/7/27 15:30
    こんにちは。

    うん、興味深い記事ですねぃ。

    って事は、1ヶ月後の時価で計算される昭和シェルは
    今月到着しても120ドル台のコスト計算で
    東燃ゼネラルのは140ドル台のコスト計算になるのかな?(笑

    これは、四半期としてみれば結構大きいんじゃないですか?
    ま、期間を長く見ればそれほど差は出てこないとは思うけど

    個人的には『原油よ下がれ!』と
    毎日呪いの呪文を唱えてます、はい。
  • イメージ
    COTOSSAさん
    2008/7/27 16:21
    >シノっちさん

    そうですねー、そもそもの評価単価の違いもありますし、更に棚卸資産の在庫評価の価格が違いますから、比較的大きく変わりそうですよ。
    東燃ゼネラルはLIFOなので、原油高になっていたものの価格の方が売上原価として認識されるので、P/Lへの影響は大きくなりますよね~。

    >これは、四半期としてみれば結構大きいんじゃないですか?
    ま、期間を長く見ればそれほど差は出てこないとは思うけど

    まさにそんな感じと思います。


    >個人的には『原油よ下がれ!』と
    毎日呪いの呪文を唱えてます、はい。


    ですね(^^;
    個人的にはあと3か月もすると下がり始めるのではなかろうかとは思っていますが、どうなるのかは分かりません(^^;
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