出光興産が原油安の在庫評価損で130億円の最終赤字に下方修正

[TAROSSAさん]

出光興産は、2016年３月期の連結最終損益が130億円の赤字（前期は1379億円の赤字）になる見通し（従来予想は280億円の黒字）だと発表したそうです。

 

原油価格の下落により在庫評価損が増加するほか、北海などの石油開発事業で243億円を固定資産の減損損失として計上するそうです。

市場予想の平均値であるＱＵＩＣＫコンセンサス（１月26日、５社）は４億円の赤字だったそうです。

 

売上高は従来予想から3400億円少ない19％減の３兆7500億円、営業損益は30億円の黒字（前期は1047億円の赤字、従来予想は400億円の黒字）にいずれも下方修正したそうです。

在庫評価損は従来430億円と見込んでいましたが、800億円に拡大し、業績予想の前提となる原油価格（ドバイ原油）も従来の1バレル52.8ドルから46.7ドルに引き下げたそうです。

 

併せて発表した2015年４～12月期の連結決算は、売上高が前年同期比22％減の２兆7968億円、営業損益が181億円の赤字（前年同期は407億円の赤字）、最終損益が269億円の赤字（同566億円の赤字）だったそうです。

 

原油関連の会社は厳しいですね。

 

5019：1,736円