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波乱の相場から学ぶ

先日、近くを通ったので今まで一度も行ったことのない古銭ショップに入った。


中に入って、店頭の金貨を眺めていると


「すいません~」


と言って女性の方が店頭に入って来られたので、
店の奥から店長らしき人が出てきた。


女性の方は、恐縮した感じで


「買い取っていただけないかと思いまして~」


と言って持ってきた袋の中から昔のお札をたくさん出された。


「家を整理していたら、昔のお札が出てきたんです。」
「この中でお金になるものがあれば、買い取っていただきたいんですけど~」


と言って、手に持った昔のお札を20~30枚くらい店長に渡された。


店長さんは、それをパラパラ見て、しばらくしてから


「せっかくですけど・・・」
「お金になるようなものはないですねぇ~」


そう聞いた女性の方は、がっかりして


「お金にならないですか・・・」
「昔は価値があったんですよね・・・」


店長は気の毒に思ったのか


「これ全部で500円なら買い取りますよ~」


と言われると、女性の方は悲しそうな顔をされて


「子どもの勉強になるかもしれないので、持って帰ります」


と言って店を後にされた。


後ろ姿が寂しそうだった。


紙でできたお金の運命のようなものを改めて思い知った。


・・・


素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは信頼できる専門家へ)


波乱の相場から学ぶ


○カッサンドラー


今週、日経新聞に参考になる記事がいくつかあったと思います。


1月21日(木)頃の記事


「投機筋からテクニカル的な新規売りが出ている。下げを主導したのはCTA(商品投資顧問)と呼ばれるヘッジファンドだ。24時間、コンピュータで自動取引する。相場に下げのサインがともると自動的に売り注文し、市場で売りが売りを呼びやすい。CTAなど投機筋の売り持ちは過去最高水準に積み上がった。CTAの存在感が際立つ」


などとあります。


(日経新聞より抜粋)


1月23日(土)記事


インド中銀のラグラム・ラジャン総裁の記事が記載されています。

ラグラム・ラジャン総裁が登場されたので、リーマン・ショックの復習です。


【リーマン・ショックの復習】


リーマン・ショックの時、イギリスのエリザベス女王は大変ご立腹だった。


1億ポンドを、優秀と言われていた著名な学者や専門家のいる投資顧問会社に運用を
任せていたので、大損した! 


リーマン・ショックで37%やられた。


エリザベス女王は怒った!


そのとき、エリザベス女王は、経済研究の名門、ロンドン大学経済政治学院(London School of Economics and Political Science)を訪問し、経済の専門家に対して


「なぜ誰も深刻な信用収縮を予見できなかったのか?」と質問した。


LSE教授、イングランド銀行の金融政策委員などの専門家が連名でエリザベス女王に
わび状を送付した。


その内容は


「深刻な金融危機の発生は、金融システム管理に全く誤りがないと信じていた多くの
専門家の驕りを伴った希望的観測の罪でした」


として謝罪した。


この学者の言い訳に納得いかないエリザベス女王は


「カッサンドラー(預言者)はいないのか?」


と聞いた。


学者や専門家たちは


「いません」と答えたが、実はいた!


カッサンドラーのなかでも特に有名なのは


ケネス・ロゴフ ハーバート大学教授
ロバート・シラー イェール大学教授


ヌリエル・ルービニ ニューヨーク大学教授

そして、当時シカゴ大学教授だった

ラグラム・ラジャン氏(現インド中銀総裁)


ヌリエル・ルービニ教授は、破滅博士といってマスコミからいじめられていました。
ラグラム・ラジャン総裁も当時、相当たたかれたと著書に書いています。
本当のことを言うとマスコミからいじめられるので、注意する必要かあります。


余談ですが、チャールズ皇太子は故ダイアナ妃との離婚に関する慰謝料支払いのために
保有していた大半の株式を売却していたので、助かった。


前置きが長くなりました。


そのカッサンドラー、ラジャン総裁の記事


「市場混乱の引き金は、中国と原油安の2つだ。世界経済を引っ張ってきた中国経済
の減速やさらなる人民元切り下げへの懸念は大きい。原油など商品価格の下落により、
産油国の政府系ファンドが資金を引き揚げる懸念も強まった。ただ、これらはきっかけに
すぎない


「むしろ問題は金融緩和に伴う過去数年の巨額のマネーの流入により、資産価格が上昇
したことにある。金融緩和の副作用ともいえるし、狙い通りともいえるが、株や債券、
商品などあらゆるリスク資産の価格が上昇し、適正な水準がだれもわからなくなった。
本当の水準はどこなのか、市場はいま見極めようとしているところだ。高いボラティティー

(変動率)を吸収するにはまだ時間がかかるだろう。」


「追加緩和を求める声は多いだろうが、私はそう思わない。市場が適切な価格を探って
いる今の段階で、中銀によりこれ以上、資産価格に介入すべきではないと考える。」


(日経新聞より引用。赤文字はこちらで赤字にしました。)


立場もあり、発言には慎重になっていると思いますが、
カッサンドラーの発言は参考にしたい。


○ヘッジファンドの売り方


現在、ヘッジファンドの売り方は相当利益を上げています。


絶好調なので、売りで儲かった豊富な資金を使って跳ね上がったところで売り浴びせて
きていました。今年に入ってから、個別株の空売りだけで推定13兆円ほどあります。


裁定買い残が推定2兆円ほどありますが、そんなレベル以上の空売りが貯まっています。

何かのきっかけで上昇相場に転じたら、買戻しが買戻しを呼び込む相場が来る可能性が
あります。


反面、ヘッジファンドはリスクオフと判断すれば、しつこく売ってくることもあるので、
引き続き客観的なデータなどを参考に慎重に投資判断すべきかもしれません。


○日銀の追加金融緩和期待とコールオプション


結果はどうなるかわかりませんが、日銀バズーカ砲について、マーケット参加者がどう
予想しているかは、コールオプション価格を参考にすることができます。


日経225の18,000、18,500コールはときどき見ていましたが、引き続き参考にします。
コールオプションが強含めばそれだけマーケット参加者の期待が大きいことがわかります。


電車の中でスマホゲームをされている人を見かけますが、わたしは電車の中でオプション価格を

ときどき見ています。ただ、電車の中でスマホを見るとスマホ老眼になるので、なるべく見ない

ようにしています。


目の健康のためにも、電車の中でのスマホの見すぎに注意しましょう。


○マーケット


昨日、日経平均株価が急上昇しました。


専門家の解説だと欧州中央銀行(ECB)による追加緩和への期待から日経平均株価が
急反発したとありますが、必ずしもそうではないと思います。


ショート筋の利益確定のきっかけになったかもしれませんが、ここまで急上昇する材料ではありません。日経平均先物価格 15,700円台⇒現在のCME日経17,260円まで1,500円上昇する材料ではないですね。


昨日


NYダウの上昇率は1.33%

日経平均株価の上昇率は5.88%


これだけ見てわかるものではありませんが、日本株の上昇率が高いです。
気になるので誰が日本株を買ったのかチェックしたいと思います。


出来高も多くないので、先物主導で上昇したことがわかります。


先物手口をチェックします。


日経225 3月限月


買い方の主力部隊は


野村  +11152
ドイツ +3779
M S M  +1228
BNPパリバ +760
ゴールドマン・サックス +678


などです。


一方の売り方の主力は


ABNアムロ ▲5417
ニューエッジ ▲1913
みずほ ▲1815
MUMS ▲1520


などです。


こうして見ると、圧倒的に野村が買っていることがわかります。
何らかの情報で、追加金融緩和があると予想しているのでしょうか?


ABNアムロはロングサイドなので、ポジション調整の範囲と思います。
ゴールドマン・サックスは、ショートサイドなので、利益確定していることがわかります。

(さすが、しっかり儲けています)


野村はロングサイドで、さらに買い増しているので、何かあるのでしょう。


相場に「もし」はありませんが、今後のこともあるので、あえて使うと、
もし野村が買っていなければ、金曜日の日本株の暴騰はなかったことになります。
金曜日の日本株の暴騰で、安易に強気にならないようにしたいと思います。


しかし、来週末は、日銀の金融政策決定会合があるので、ショート筋は警戒するでしょう。


セリングクライマックスがあれば、「買い」だったのですが、少し難しくなってきました。
さらに株価上昇するかもしれませんが、現段階での買い予想は慎重にしたいと思います。
また、個別株で見ると売られ過ぎの銘柄もあるので、売り予想も難しいです。


波乱の相場が続いていますが、ここは、しっかり学びたいところです。



みんかぶ予想

買い予想:4銘柄(変更なし)




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