アルメイダ☆さんのブログ
IPOグラフィコ中止と米利上げ。今年最後の投資戦略。
アメリカの利上げはFF金利が0.25%ほど引き上げられた。予想通りとなったが、来年の利上げペースの見通しが年4回と示された点は私はチャンスと見ている。
これはサプライズなので、ドル円が上昇方向にバイアスがかかるとみている。また株への影響も明るいと予想していて、警戒からのアク抜けで少しづつ上昇していくと思っている。
12月初旬に見せた日経2万の一瞬タッチは軽く抜くパワーはあると思っていて、3月頃に次回のアメリカ利上げで再び警戒されるだろうが、そこまでは順調な相場になる見通し。
今回、今年最後のIPOであるグラフィコが中止となったことで、来年2月からのIPO用の資金を1ヶ月間ほど短期の投資へ振り分ける事にした。
もちろん売禁中のシャープの両建て資金は確保していなければならないので、全力投資とはいかない。
昨日の時点でオリコを寄り付きから全株を処分して、新たにオリックスを新規で購入してる。ジャックスも気にはなっているが、四季報のオリックスの来期の業績の伸びを見ると1800円未満の株価は以前からずっと気になっていた。
この株は業績の伸びが良く業績に株価が追いついていない印象でPERもどちらかというと割安だ。来期の四季報予想通りであれば3割ほどの株価上昇も可能性としてはあると思っている。地合が良ければだが。
また、今年最大の損失を出している東芝を半分処分した。この東芝もオリコに続いて投資の見通しの甘さが招いた物だ。私は東芝の株価回復には2年は要すると予想している。流石に2年で1.5倍の株価を狙うのであれば他に投資したい銘柄はいくらでもある。
今日は以前から投資しているJQの割安株を倍に買い増ししたのと、欧州時間からのドル円上昇を目論んでロング。FXに関しては短期倍場だが割安株はある程度長い目で見ている。
年末までの取引は短期売買に関しては先物とFXと郵政関連のTOPIX買いで最後の仕上げで今年の取引は終了する感じだろう。
長期や中期に関しては、東芝やオリコを含めてほぼ整理はしたので今の残りのポジションを維持し、年越しする予定。勿論、バッドニュースが飛び込んで来れば別だが。
東芝に関しては事業再編が連日発表されているが、株価に対してはあまり影響はないだろう。実際に以前のような営業利益の見通しが出ないと株価は反転しないとみている。理由は事業再編とリストラで特別損失が出ると私は見ているので。
一方で長期投資という点で見ると、日経に最近は連動しているように今の株価は比較的安全圏に入ったとみている。中期投資と見ていた銘柄を長期投資分にするには(時間軸変更)、ポジション縮小をしなければならない。これはリスクとリターン。そして回収期間を考慮して天秤に掛けた結果だ。
結果として2~3年かけて東芝が株価が元に戻っても、私は昨日の時点でポジションを半分にしているので損失のカバー程度にしかならないかもしれない。
年末と1月にかけて一番神経質になれなければならないのはドル円でも日経でもなく、シャープ株の動向。
今朝のニュースで産業革新機構の液晶部門の出資額は最大で1000億程度を見ていたような記事があった。液晶部門の建物にかかっている負債額は確か3000億程度。
産業革新機構が半分出資するという予想であれば、液晶部門の価値は最大でも2000億程度の価値という試算だろうか?
仮に1000億で出資受け入れと負債は本体で負担となれば、売却損が出るのではないだろうか?
そして7000億以上の負債を抱えた残りの本体で、来年から毎年利益を出したとしてどのように返済、または借り換えしていく見通しなのだろうか。
ホンハイの買収のニュースが昨日から出ている。その辺りも気になって昨日は少しの期間両建てをした。昨日の引けには朝建てた信用買いは返済売りしたので、昨日は右往左往で損失を出したことになる。
憶測やリークの記事がごちゃまぜになって毎日のように出るので、私も毎日スマホやPCに噛り付いている。
企業としては限りなく詰んでいるように見えるわけだが、銀行や政府の意向次第でどうとでもなってしまうのが大手企業。
シャープの空売りはOPの売りをやっている気分と似ている。最近の売買ではとてもリスキーな銘柄だ。
今年の大納会は12月30日だそうだ。この日までは休まる事は無さそうである。
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関連銘柄:
東芝(6502) シャープ(6753) -
通貨ペア:
ドル/円 -
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三菱重工や日立や東芝は国のインフラ関連企業ですが、最近の東芝を除いてもみな株価は低迷していますね。
足元の業績では日立や三菱重工はまあまあなのですが、不自然には感じます。私の理解が足りないのかもしれませんが。
私は、三菱重工に関して一つの鍵となるのは最近話題になってる航空機の量産化と納品のメドがたったときだと思っています。
私は日立を選び最近投資開始しましたが、それらの材料次第では川崎重工や三菱重工も投資対象にする予定です。
シャープに関してはBPSがかなり縮小しているので昔の株価からは、想像もつかない株価にはなっていますね。
年末から年初にかけて、投資家の注目度は高いです。