はるるっぴさんのブログ
素人のマーケットメモ㉚
素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは信頼できる専門家へ)
先週、ある資産家の方とお話しをする機会がありました。
余裕資金の1/3を現預金、1/3を株式、残りの1/3を金(ゴールド)で保有していると
おっしゃっていました。
「米ドルはお持ちではないのですか?」とお聞きすると
「持っていない!」と言われた。
また
「日本国債は暴落するよ~」
ともおっしゃっていました。(>_<)
○先週の日経新聞記事より
11月18日(水)
「信用売り残が高水準」
「3ヵ月ぶり 個人、過熱感を警戒」
「東京証券取引所が17日発表した13日申し込み時点の信用取引の売り残高は、6日時点に比べ
202億円増の6817億円だった。6週連続で増え、約3ヵ月ぶりの高水準となった。」
とあります。
個人の信用売り残が6週連続で増えています。個人が信用で売っていることは需給面で
株価にプラス材料になります。
11月21日(土)
「膨張する信用買い」
「銀行マネー流入、残高3年で3倍」
「逆回転に懸念も」
「・・・株式市場に何らかのショックが起きれば、信用取引でも緩和マネーの逆回転が起きか
ねない。日経平均は再び2万円の回復をうかがう展開だか、異次元緩和で膨らんだ信用買いが
押し上げた相場は危うさをはらむ」
と記者がコメントしています。
銀行マネーで信用買いが膨張していることは、日経の記者が警鐘されているように、
十分注意する必要があります。
記事にも書かれているように、同じようなことが1990年のバブル期にもありました。
歴史は繰り返します。
投資家にとって歴史は重要です。
歴史は、長期投資家の羅針盤になります。
○チャート
先週の11月16日(月)
日経平均・ドル円・NYダウ・S&P500のすべてが、小波・中波ともに「買い転換」しました。
波動が「買い転換」したからといって、必ず上昇するわけではありませんが日経平均株価は、
波動論の通り、底堅い動きをしました。
ドル円も124円の円安方向に行く可能性がありましたが、まだそのようになっていません。
前回も書いたようにドルインデックスから見ても米ドルは買われすぎているので、上値が
重たくなっています。
また先週、日経平均株価は25-75がゴールデンクロスしています。(TOPIXもGC済)
5―25のミニゴールデンクロスは、アテになりません。25-75が本当のGCです。
もちろん、ゴールデンクロスしたからといって必ず株価が上昇する訳ではありませんが、
この時点では、買い手有利のチャートであることはわかります。
○NYダウのアノマリー
11月19日にNY株を買って、翌年1月3日に売れば、今まで34年間負けなしの
NYダウの強いアノマリーがあります。1981年~2014年まで34勝0敗です。
横綱白鵬は、過去5回30連勝をしています。
しかし、その後に負けているので連勝はいつまでも続くわけではありません。
2015年はどうなるのでしょうか?
○日経平均の上値の壁
日経平均株価の上値の壁は、20000円、20500円、21000円になると思います。
どうなるかわかりませんが、適当に書いているわけではありません。
○投資主体別売買動向
先週木曜日に発表された数字によると
※単位:百万円
海外投資家 300,381 買い越し
個人投資家 329,896 売り越し
信託銀行 181,059 売り越し
個人投資家が売り越しているので、株価は上昇しやすいです。
個人投資家が買い越しになるときは要注意です。
何度も書いた投資銀行のリサーチ部門に勤めていた女性社員から聞いた言葉です。
「個人投資家はカモよ!」
「カモにならないように勉強しなきゃダメなのよ」
個人投資家をミスリードしているのが、マスコミと専門家です。
引き続き専門家の発言に注意しましょう。
「経済学を学ぶ目的は、経済の問題に対して一連の出来合いの答えを得るためではなく、
どうしたら経済学者に騙されないかを学ぶことである」
ジョーン・ロビンソン女史
JOAN VIOLET ROBINSON
(20世紀最大の経済学者のひとり)
結論
ドルインデックスからも見ても米ドルの上値は重たくなっています。
どこかでポジションの巻き戻しが起きると思います。
個人投資家が売り越しているので、今までのところ株価は底堅い動きをしています。
日経新聞の「信用買い」の記事も参考にすると、ここから買い予想をするのはリスクが
高いので、売り予想 1銘柄のまま様子見にします。(売り予想は最大10銘柄まで)