◆NYダウは、12月利上げに向けて、微調整中でしたが、昨日は
FRB担当官が、今まで通り、マチマチ発言を繰り返した感じです。決定打に成らず。
ところが、OPEC在庫が、過去10年で最大となった事を受けて、
WTI原油が大幅安となり、エネルギー関連がNYダウ下げをリードしました。
(米国は先進国、産油国の両方の顔を持つ。)
2016年には、イラン原油が増産見込みです。
ロシアを含めて、産油国の協調体制は、脆弱で、来年も、減産協調が無ければ、
益々、価格低下を招くでしょう。
WTI原油も、リグ稼働数削減はやっているようですが、在庫は増加傾向。
原油が安いままでは、日銀のインフレ目標も危うく成りそうです。
(個人的には、原油安、インフレ目標先送り(2016年前半⇒後半) は許容。)
また、原油安が円高にふれた要因。(123.1⇒122.9⇒122.6円⇒? )
原油安メリットは当面継続でしょう。
逆に、バルチック海運指数が下落継続で、ひところ1200だったのが、700割れまで
いき、海運業者は苦しそうです。(ホテル業など経営多角化に活路。)
インバウンドも中国等のアジアだけでなく、宿泊単価等の高い欧米、個性的旅行客の
増加するオーストラリア、ニュージーランド等、受け皿を工夫すれば、
どんどん新規、リピーター増加となりそうな傾向です。
安倍総理も、攻めの施策検討に余念がないようなので、期待大でしょう。
・投資適格国 更に見直し(欧州除く世界三極 )
従来 : 米国 > 中国 > 日本
今回 : 日本 > 米国 > 中国
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*1 米国ー12月利上げで、いくらかの株価下押し懸念。経営者と労組の対立。
民主党、共和党の不毛の議論・対立。
経済格差の増大(左寄り政策主張の増加)
*2 中国ー社会資本主義の限界。
世界の工場から退場近し。
自国製品、政府に信頼なし。
情報共有されない体制。(模倣はうまいが、中国発の新技術出ない。)
上海総合指数は、実体経済の低迷受けて、GDP6.5%宣伝、景気刺激策だけでは、
投資家が湧かず、ボックス圏で推移。
・個人的な見解です。ご確認ください。
以上
^^^^^^^11/13昼日記(ブログ):日経 反落♪ 《チリも積もれば・・賭け》^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
★日経平均は、NYダウの大幅下落(利上げ警戒、商品市場下落)を受けて、
売り先行後に、若干戻したチャートでした。(1.97万円 ⇒1.95万円)
19,523.02 ▼0.89% -174.75
NYダウ:17,448.07 -254.15 ▼1.44%
・売買他 ・・前場の読みが甘く、寄付き後の右肩下がり(売り先行)に
恐さを感じました。(従来運用額の10~15倍で、恐さ倍増。)
多数の方は、NYダウ大幅下落に慎重な投資姿勢へ。
結果的には、AM10時ころからの反発上昇に助けられ、
わずかな利確となりました。