将に、かんぽ生命は、霜月相場の焦点ならずや。
ところで、僕は、保険に懐疑的になったことが、過去に幾度もある。
◎9.11事件・・・2001年9月に起こった、あの歴史の変わり目。
あのときは、ブッシュ大統領が、「これは、戦争である。」と發言し、それを受けて、日本の保険各社は、保険金支払ゐを拒否した。戦争は、免責条項の最たるものである。
ただし、その後、マスコミ各社が騒ぎ出して、こんどは支払ひを決めた。
もし、マスコミが騒がなかったら、もちろん保険金は、払われなかった。
世界貿易センタービルで、働いてゐるビジネスマンは、日本人のなかでも、エリート。
しかも世界の耳目を集める事件、しかも大量死。
これがエリートでもなく、ひとりぼっちで、マスコミも取り上げなかったら、だふなるのだらふ?
無論、払わなかった。と思ふ。
◎支払い拒絶・・・これは、僕が直撃を受けた事例では、ないので、冷静に書けるけれど、むかし鹿児島市内で、私大の教授が休日の昼間、風呂場で死去した。
検視した県警の若ゐ警察官が遺体検案書に「自殺行為」と書ゐてしまった。
そのため某外資系大手生命保険会社は、支払ゐを拒否した。この先生は、心臓が弱かったらしひ。
自宅で研究が終わったあとで、ビール飲んで、風呂に入って心臓麻痺で死んでしまった。
ビール飲んで、風呂入って自殺。そんなヘンテコリンな自殺があるものか。
書くのなら、「心臓が、弱ひのに、ビールを飲んで風呂に入るなんて、自殺のやふな行為だ。」ぐらひでせふ。病死だな。
教授になって、長男はラ・サールから、東大。次男もラ・サール學園高等部。奥様も聡明な、お方。
自殺する理由なんて、なーんもなひ。
問題は、個人が、この手のグレー・ゾーンにおちた場合である。僕には、「ひとり水俣病」に思ゑまする。外資が参入してきて、普通人でも、3000万の5000万のと、高額保険に入れるやふになった。でもそれは、入れるといふだけで、払わんぞー、そう易々とは。
本日これまで。Time up/