jojuさんのブログ
日銀追加緩和の可能性は遠のいた?
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF07H0B_X01C15A0EE8000/?dg=1
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NVU8UV6KLVRB01.html
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NVUH3X6JTSEH01.html
昨日の黒田総裁会見のニュースを見ると、10月緩和の可能性はかなり減ったと思える。
昨年も黒田日銀、マスコミは、増税での景気低迷を円安に責任転嫁し、追加緩和を抑えた。
結果、年終盤に景気後退確定となり、そこで漸く小出し、手遅れの追加緩和をパニック的に実施した。
それでも安倍政権からのお咎めはなかった。
その後、マスコミから安倍政権、自民党へのスキャンダル攻撃(ウチワを配ったなど小さいスキャンダルで大わめき)があり、安保法案でのデマ攻撃(曰く戦争法案、徴兵制などなど)があり、安倍政権の足腰が弱まり、黒田日銀は安倍政権に対し自信を深めてるのだと思う。
昨年来のマスコミの援護射撃(?)もあり、黒田日銀と安倍政権の力関係は、昨年よりも黒田日銀有利になっていると思う。
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一体、どういうときが黒田総裁が「必要ならば躊躇なく緩和する」時なのだろうか?
コアインフレマイナスでもスルー、BEI下落でもスルーならば、10月にそれ以上のインパクトがある追加緩和を必要とする事象は出るのだろうか?
それでも10月に追加緩和があるならば、それは昨年同様、意味不明のパニック緩和だろう。
だが、パニックを起こすような政治圧力を、今年の黒田総裁は感じていない。
10月緩和の可能性は遠のいた、年内緩和も怪しい、という見立ても可能。
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もし、まじめにインフレ目標政策をする気があるならば、インフレ率、BEI低下の兆しが見えた時点で、追加緩和していくはず。
市場先取り、フォワードルッキングで行動し、市場のインフレ期待が高まるほうに動くはず。
黒田総裁は就任当初以外ずっとその真逆をやっている。
黒田氏は景気抑制、インフレ目標政策の持続困難化で一貫しているようにも見えるのである(市場のインフレ期待を絶えずさましつつ国債を大規模購入し、インフレ目標に達しないうちに国債購入の限界へ到達させようとしている?)
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