どんでん返しの雇用統計とダウ上昇

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どんでん返しの雇用統計とダウ上昇

 昨日は米国雇用統計がどんでん返しの悪化なのにダウ上昇。

 これはフライングの利上げになる可能性が減ったからでしょう。

 米国の利上げの前に日欧、中国、新興国の緩和措置がある可能性が高く(新興国ではすでに利下げチラホラ)、それによりフライングの利上げになる可能性が減る、、、そういうわけでしょう。


 雇用指標がまずまずいいのがFRBの利上げの根拠でしたが、他の経済統計(製造業など顕著)を見ると、まだ危うい面がある。

 製造業が米国経済に占めるウェイトは低いのですが、インフレ率の低迷からはやはり緩和不足が示唆される。


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 経済統計から利上げ環境が整ってるか疑問符がついているのにFRBが利上げ積極姿勢。

 このギャップがある間はダウは不安定。


 それでもダウの反発力は強い。


 これは米国人のキャラのせいではなく、FRBと日銀の金融政策のスタンスの差異のため。

 景気中立を維持しようとしてきたFRBと、(政治の)スキを見つけては景気を落としてきた日銀(財務省)の差異が、日米株式市場のリスク選好性の差異になっている


 10/6は日銀の緩和無しの確率90%

 10月中に日銀の緩和があっても(昨年暮れの黒田パニック緩和同様)小出し、不足にされる確率80%と見ます。


 アベノミクス第二章は財政出動(社会保障系メイン)に偏る可能性が高い。

 将来の増税の芽を潰さぬよう景気は抑える画策by財務官僚が未だ続く(--;


 

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