持続的QE政策=常温核融合政策

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持続的QE政策=常温核融合政策

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NVG5A26VDKHS01.html


 常温核融合政策とは面白い名称だが、要は、金融緩和+財政出動のミックス。

 それに新発国債発行を組み合わせて金融緩和の持続性を「核融合」のように高めつつ、新興国の通貨安政策でのデフレ圧力に抗して景気水準を中立(「常温」)に保ち続ける、という政策である。


 これは当方が以前、日記に書いた内容と同じで、名称はユニークで目新しいが中身自体は新しくない。 高橋是清がやった政策でもある。

(参照: ★安倍政権は財政拡大を(支持率回復にアベノミクス立て直し )


 是清時代と違うのはその必要性で、当時は長期不況に抗すための一時的措置で済んだが(実際には軍部、官僚が悪のりして一時的で終わらなかった)、現在は、中国など新興国から恒常的にかかるデフレ圧力をはねのけるため、持続的に行う必要がある。


 持続的に、と書くと不安に思われるかもしれない。

 しかし、新興国が「持続的に」通貨安政策を取る状況では、持続しなければ、そのデフレ圧力に呑まれ、低成長化、経済空洞化、税収減、政府支出増大、政府債務拡大、増税、貧困化、、の悪循環に陥る。 最終的にデフォルトに至ることになる。


 持続的に行うことで、成長維持、空洞化回避、税収増大、政府債務返済の持続化、、の好循環を保て、政府債務が増えても、デフォルトリスクを低く抑え続けられる。

 また、空洞化抑止、雇用流出・技術流出の抑止により、通貨安の新興国にバブル圧力をかけられ、新興国の通貨安政策持続を困難にさせられる。


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 中国など新興国が通貨安政策を指向し続けるならば、先進各国はあまねく常温核融合政策に移行することになるだろう。

 そうでない先進国は食い物にされ、経済空洞化で没落していくだけ。

 没落により貧民が増え、国全体で左傾化が進むことになるだけ。

 左翼が大好きな「貧しく低成長だけど幸せな国(笑)」「一握りの特権的で豊かな左翼政治家、左翼官僚の下に多くの貧民が仲良く集う国(笑)」になっていくだけである。


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 竹中平蔵氏の提示する政策は常温核融合政策の端緒になりうる

 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NVFFJD6K50XW01.html


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