本日のつぶやき

[ヒロろんさん]

昨晩のNY市場は、ヨーロッパ市場が全面安となっていたことから売りが先行し、引けにかけて下げ渋ったものの、ダウ、ナスダックともに3日続落となっていました。


本日の日経平均は寄り付き46円高と買い先行で始まり、その後244円高まで買われたものの、甘利経済再生相や麻生財務相の発言が嫌気されて下落に転じ前場は11円安で引けました。後場になると黒田日銀総裁と安倍首相が会談したことが好感されて切り返し、大引けは308円高と3日ぶりに大幅反発して終えています。


昨日は厳しい相場展開が予想されましたが、
幸いにも意外高となりました。朝方はイエレンFRB議長の講演で年内利上げが示唆されたことからドルが買われ、配当取りの動きもあって日経平均は17,800円台を回復していましたが、経済閣僚から相次いで補正予算についてネガティブな発言があったことから下落に転じるなど前場は不安定な相場展開となっていました。ところが昼に「アベクロ会談」が行われたことから追加緩和期待が高まり、日経平均は高値引けとなっています。


夜間に入っても日経平均先物は堅調に推移し、一時18,020円まで買われています。NY市場も続伸して始まっており、週明けの東京市場も期待できそうです。もっとも、政府の月例経済報告で国内景気の基調判断を「このところ一部に鈍い動きもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」と11ヶ月ぶりにぶりに下方修正しており、補正予算についても前向きなコメントがなければ一時的な上昇にとどまる可能性もありそうです。


新興市場もいずれも上昇となっています。ジャスダックは朝高後は下落に転じていましたが、引け間際に切り返し、3日ぶりに小反発となりました。マザーズも買い先行で始まり、買い一巡後は下落に転じていたものの、後場になるとプラスに転じ高値引けで反発となっています。