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概況


――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【1】NY市況           
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□ダウ工業株      
16201.32(- 78.57)▼0.48%

□ナスダック       
4734.48(- 18.26)▼0.38%

□S&P500      
1932.24(-  6.52)▼0.34%

□ダウ輸送株       
7781.38(- 79.90)▼1.02%

□半導体株(SOX)    
589.71(-  1.03)▼0.17%


□NY原油先物(11月限)  
44.91(+ 0.43)

□NY 金先物(12月限)
1153.80(+22.30)

□バルチック海運指数    
922   (+ 5)

□為替      
(対ドル)120.19(前日比0.26円安)
        
(対ユーロ)134.30(前日比0.16円高)

□CME日経225先物 
17415(- 35)※大阪先物比



 24日のNY株式市場は、欧州株の下落やキャタピラーの大幅安で3日続落となりました。

 独フォルクスワーゲン(VW)が米国に続き欧州でも不正を行ったことを認め、加えて独BMWのディーゼル車の排ガス量が規制の11倍に達したと報じられたことにより、こ問題が長引くことによる経済への悪影響が懸念され、独DAX指数などの欧州の主要株価指数が下落。NY株式市場でもリスク回避の売りが優勢となりました。

 資源国のノルウェーが景気低迷を理由に予想外の利上げを決定したことが世界経済の低迷を印象付けたことや、ダウ構成銘柄で景気敏感株のキャタピラーが売上高見通しを下方修正し株価が大幅安となったことも相場を圧迫しました。

 ダウは一時263ドル安まで下げ幅を拡大する場面がありましたが、原油相場の上昇とともにエネルギー株を中心に買い戻されたことや、引け後の米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の講演の内容を見極めたいとして持ち高調整の買いも入り、引けにかけて指数は下げ幅を縮小しています。

 S&P業種別指数は、公益(電力、水道等)やエネルギーが堅調だった一方、ヘルすケア(医薬品等)、金融、資本財(産業機械等)などの下げが顕著でした。

 個別銘柄では、エネルギー大手のシェブロンやエクソンモービルは安寄りしましたが、原油相場の上昇につれて株価もプラス圏に浮上。アップルやフェイスブックなども序盤の下落から上昇に転じています。仕入先に値下げを要請していると伝わった小売大手のウォルマートがしっかり。動画配信のネットフリックスは大幅高で5日ぶりに上昇しました。

 開発中のB型肝炎治療薬への期待でバイオ医薬品のアローヘッド・リサーチが大幅高となった一方、セルジーンやギリアドなどは下落。売上高見通しを下方修正した建機のキャタピラーが大幅安。航空機大手のボーングが続落した他、金融株も総じて軟調でした。

 ダウ構成銘柄では、プロクター&ギャンブル、シェブロン、コカコーラ、アップル、エクソンモービル、IBMなどがしっかり。一方、キャタピラーが大幅安となり、ユナイテッドヘルす、ボーイング、ゴールドマン・サックス、アメックス、ビなども下落しました。

 NY原油先物(WTI)は反発。前日の大幅安の反動で買いが優勢となりました。NY金先物は大幅続伸で約1カ月ぶりの高値水準。リスクを避ける動きが強まり、逃避先として金に資金が流入しました。



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【2】本日の注目点と話題        
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◆昨日の日経平均株価は連休前の18日終値比498円安の1万7571円と9月8日につけた直近の安値(1万7415円)に接近して取引を終了しました。

 独DAX指数は2%安で年初来安値を更新。DAX指数を構成する30銘柄のうち29銘柄が下落。先行して下げていたVW株が小幅ながら2日続伸となった一方、不正問題の広がりが懸念されているBMW株は5%超の下落となっています。

 尚、イエレンFRB議長は24日夕方の講演で、改めて年内の利上げに意欲を示しました。

 CME日経225先物は1万7415円で、連休前の東京市場の日経平均終値1万7571円と比べ150円ほど安い水準となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
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 1万8054円 5日線
 1万8000円 心理的節目
 1万7839円 一目(週)雲上限
☆1万7571円 昨日終値
 1万7500円 心理的節目
 1万7415円 CME日経先物
 1万7415円 直近安値(9月8日)


 本日は9月決算銘柄の権利付き最終売買日です。




◎本日の経済指標
 ―――――――
 08:30 8月の全国消費者物価指数

 08:50 8月の企業向けサービス価格指数

 14:00 8月の外食売上高

 17:00 24日時点のガソリン店頭価格



 また、本日は内閣府が9月の月例経済報告を、気象庁が3カ月予報(10月から12月までの天候見通し)を発表。アップルの「iPhone6s」および「6s Plus」が、日本を含む世界12カ国で発売されます。

 NY市場では、4~6月期の米GDP確定値、9月の米消費者態度指数確報値などの発表が予定されています。




◎主な決算発表
 ――――――
 15:00 あさひ(3333)、ジーンズメイト(7448)

 15:30 壱番屋(7630)



◆その他のトピックは、「環境のディーゼル」暗雲・業界全体への影響危惧、ディーゼル触媒のプラチナ下落・ガソリン車の触媒パラジウム大幅高、30日からTPP閣僚会合、きょう米中首脳会談、首相が国連で難民対策表明へ、台湾中銀が6年7カ月ぶり利下げ、JR3社のシルバーウイークの利用実績GW超え、みずほと第一生命系列の資産運用3社1部門が統合、JXとKDDIが提携・電気と通信をセット割、コーヒー各社がアジア展開を加速、スーパー売上高が23年ぶりに5カ月連続増。

 アマゾンジャパンが動画見放題を開始・TV向け端末も投入、交通機関の運行情報をまとめて参照できるアプリ開発へ協議会、メディパルが薬剤師派遣で薬局支援、東芝が白物事業見直し・インドネシアの洗濯機工場売却へ、トヨタがプリウスの生産を日本国内に集中、花王が販売子会社を再編・カネボウとの融合進める、サニーサイドアップが英文情報誌を買収、電通が世界広告費予測を下方修正、パナが省エネ性高めたLED開発、イオンが関東の25店でハラル食品を常時販売、すき家全店で深夜営業9月末間に合わず、ダイドーがトルコの飲料製造会社を買収。

 テルモの今期は3期ぶり純利益最高、江崎グリコが百貨店向け菓子売上高6割増へ、エスクリがフジHDの婚礼子会社買収、シャープの4~9月営業損益は一転赤字、日立建機が株売却益100億円計見通し、イオン系スーパー5社が最終損益を上方修正、一休はレストラン予約事業を新たな収益の柱に、住友ベの4~9月純利益39%減、近鉄百は3~8月の純利益予想を上方修正、雪印メグが工場跡地売却で特別益、瑞光の3~8月純利益31%減、クミアイ化がイハラケミ株を追加取得、シンガポールの投資会社がアドテスト株を5%超保有、ダイハツディーゼルは11月1日付で1000株から100株、テンプHDが10月28日現在の1株を3株に分割など。



◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 >
吹き値売り方針の日 初め高くても後安し

 <相場高低判断>
往来相場にて値幅あり
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