9月23日水曜日-米国株式市場は小幅続落。
米中製造業統計のさえない内容を受け世界経済の成長への懸念が増すなか、素材株やエネルギー中心に売りが出ました。アルミ生産のアルコアは、3.2%安、エネルギー株のシェブロンも1.5%安で引けました。
先週、米連邦準備理事会(FRB)はぜい弱な世界経済をめぐる懸念を踏まえて、利上げを見送りましたが、著名債券投資家のビル・グロス氏は、この日、FRBに対し、ゼロ近辺の金利を速やかに引き上げるよう求めました。実体経済のほか、保険会社のバランスシートや年金基金に悪影響が及びつつあると警鐘を鳴らしました。
地方銀行のファースト・ナイアガラ・ファイナンシャルは、身売りを検討しているとブルームバーグが報じたことで買いが優勢となり、14.5%高で引けました。アップルは、0.8%高で引けて主要3指数の下値を支えました。ダウ平均の構成銘柄は、まちまちで引けました。下落が目立ったのは、キャタピラー、ボーイング、シェブロンなどで、上昇した銘柄は、ファイザー、ビザ、アップルなどでした。