概況

[ヒロろんさん]

□　ＮＹ市場（9/22　火） ： 急反落

昨日の海外市場は、上海市場こそ3日続伸にて9月後半の高値を更新したものの、ドイツのフォルクスワーゲン社による「米国の排ガス試験での不正問題」がネックとなり欧米市場は軟調に推移。その他のマーケットでは、債券高（金利は低下）、ユーロ安・ドル高、原油安が進行しており、総じてリスク回避志向の強い結果に。

ＮＹダウのテクニカルは3日連続で売ら値を切り下げながらの20日線割れにより、「16,000～16,600ドル台のレンジ相場回帰」の様相へ。リスクシナリオとしては、「9/17の戻り高値形成後の下値模索トレンド再発」も念頭に。

ＮＹダウ　16,330ドル　－179
ナスダック　4,756　-72

為替　
120.11円/ドル
133.65円/ユーロ
1.1127ユーロ/ドル

米10年債　2.130％　－0.069
ＣＭＥ225　17,565円
ＮＹ原油　45.83　－0.85
金　1124.8　－8.0

----------------------------------------------------------
□　今晩のＮＹ ： ボックス内の乱高下

先週のＦＯＭＣやトリプルウィッチング通過後の調整ムード継続をベースに、本日発表される中国9月財新製造業ＰＭＩ、欧米9月マークイットＰＭＩなどの内容を加減した16,000～16,600ドル台での方向感の乏しい乱高下が本線。


□　明日の日本 ： 模様眺め

昨日のＣＭＥ225（17,585円）が先週末の日経先物終値（17,960）を400円近く下回っているため、今晩のＮＹ市場が急騰しない限りは売り優勢のスタートへ。売り一巡後は先物での買戻しが下支えとなるものの、連休中に実需筋の様子見姿勢を変えるほどの事象は生じていない事や翌25日の米中首脳会談の結果を見極めたいとの向きから、引けにかけても不安残しの持合い基調が本命視されます。想定レンジは17,550～18,000円。

─────────────────────────────
★　明日の戦略 ： 悩んだら買いは様子見のスロースタート！
─────────────────────────────

連休中の海外市場は「余力５割確保の慎重策」の前提とした軟調な推移となっています。現状での下値模索基調入りの可能性は低いと判断している反面、今週中のトレンド陽転確認も困難な情勢です。

よって、軟調スタートが予想される明日の前場は「悩んだら買いは様子見、手仕舞いは実践」の順張り感覚にて世界的な需給環境良化を待ちつつ、物色トレンド（の変化の有無）を見極めていってください。




『 巧者は距離感とタメを重視！』