● 日経平均 予想と予測 ●
2015年9月3日(木)現在の日経平均株価 を一目均衡表の視点で分析しました。日経平均株価のETF、先物、CFDなどの参考にして下さい。
参考:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=998407.O
本日掲載したチャートは、日経平均株価 日足チャート。
一目均衡表 と 変動率 と 限界線の曲線を描画しています。
前回からお伝えしているように、日経平均は、大勢141週の中長期サイクルが7/27の週で終焉し、その支持を失ったことで大幅調整となっています。
上昇期間141週の反作用としての調整期間、若しくは、調整幅が懸念される状況にあります。
また一方で、本命の長期日柄=187週サイクルは、来年5月頃に到来いたします。実は、このサイクル到来する2016年5月頃までは、基本的に上昇の勢いは継続する作用があるのです。
この強弱相反する作用をどう解釈するか、ということです。
おそらく、大きく捉えるならば、2016年5月頃まで高値圏を維持すると見て、その中で、2015年8月に一度調整入りに入った。この下げは、下値限定的で収まって、再び上昇のトレンドに返り咲き、2016年5月頃への仕上げに向うのではないか、と一応のシナリオを描いています。
わたくし自身、141週終焉での下げ開始は非常に納得感がある動きなのですが、一方、これで日本株がお陀仏か?!と問えば強い違和感があり、この違和感の根拠は、上記、187週サイクルなのです。
※187週サイクルの起点は、2012年10月とその前後にあります。
さて、チャートを見ましょう。
今下値支持ポイントとして注目している値段は、
高安の
50%押し=17740円、(週足の一目均衡表の先行スパン②に相当)
61.8%押し=16983円
限界線1=16800円
です。特に当会独自指標の下値限界線1=16800円は強力な支持ポイントとして作用する傾向があるため、この壁を破ることは容易ではないのです。
総合すると、17000円±200円~17740円ゾーンで下値は収まるのではないかという期待がある、ということです。
日足の日柄では、あと1ヵ月程度は軟調な展開でもよいのですが、それが一本調子の下げではなく、上下しつつその下値が上記ゾーンで支持されるならば、次第に息を吹き返していけると思います。
目先のことで言えば、足許では当面弱さを交えての展開で、すぐの戻りは限定的となります。その戻り高値での抵抗帯は19200円水準で、赤○で囲った箇所がネックラインとして効いてきます。
以上、日経平均株価 日足 分析から、決して総悲観するような環境ではないことを今回はお伝えしておきます。