[2015/09/03] 2日の東京株式市場は、日経平均が前日比、70円29銭安、ローソク足は陽線引け となり下げ幅は限定的となった。
日経平均の日足チャートで、最近の日々の再安値を見ると8/25 17747円、8/26 17714円、9/2 17857円となっており、短期ダブルボトムにも見える。
この17700円水準は、8/21に掲載した分析記事=「日経平均株価 週足 一目均衡表」にて、「下値岩盤(深めに押した時の目処)は、雲の下限=17740円処です。」と書いた分析通りとなっている。
セクター毎の反応にバラツキはあるだろうが、直近の下値位置と波形の関係から8月からの急落相場は一服すると見る。
しばらくは、同17700円水準、突っ込んでも17700円水準を下値とした戻り反発を予測しておく。一時的な17700円への突っ込み安を許容できるなら、目先の買い場と見ている。
昨晩発表された注目の経済指標は、米・ADP民間雇用者数(8月)が、19万人増。事前予想(20万人増)、米・製造業新規受注(7月)が、前月比、0.4%増。事前予想の(0.9%増)と、事前予想からはやや弱いも堅調さを示したことで、最近の株価に割安との評価が見られる。これらも、下げ圧力の一服と目先買いを支える材料となる。
※なお、中国株や日本株の現行水準が、一目均衡表や当会指標の限界線分析でどう解釈されるか。その詳細は、今晩掲載予定です。