アルメイダ☆さんのブログ
私の投資手法、投資スパン定義等を解説
2015/09/02現在の投資法をメモ代わりに書いてみる。
よくこの日記では長期銘柄が~とか、短期銘柄が~とか書いてるが、その定義は人によって様々である。アルメイダ自身の中では定義があるのだが、それを解説した事は無かったと思う。
なので今回は、この日記で取り扱う投資スタンスの定義と、投資方法を大まかに解説していく。これを見てもらえれば、これから私の日記を見る時に少しだけ分かりやすくなるかもしれない。・・・多分、いきなり私の日記を見ても???と思う事があったと思う。ごめんなさい。文章が書くのが下手なアルメイダを許してほしい。
さて、では一つ一つ解説していく。資金配分について。
これは絶対にこう!という訳では無いけど、大体はこのようにしている。ので、これらを見れば日記を読んでいてなんで、とある銘柄では損してるはずなのに全体では何故儲かってるの?とか不思議に思わなくなるかもしれない。
投資資金は「長期3:中期3:短期3:普段は投資しない現金1」である。分かりやすく例えると、投資スパン毎に口座を4つ分けて投資するような感じ。実際には違うけど。
では、さらに細かく投資スパンの定義と、投資先を解説していく。
・長期投資(比率3割)
投資1年以上を想定。これらは四季報や次期の業績予想から割安な銘柄をピックアップして投資していく。基本的には株。しかも買いしか想定していない。
損切りを絶対にしないという訳では無い。中にはリスクオフ時には切る銘柄もあるが基本的にはファンダメンタルズ重視(主にPBRやPER)で常に買い投資している。
・中期投資(比率3割)
投資1か月~1年未満を想定。長期投資の方では買いしかしないが、ここでは空売りも行うし買いも行う。大体は、空売りを扱う事が多い。また、季節性の銘柄を取り扱ったりするのもこのカテゴリ。投資先は様々で、明らかにリスクオンとなりそうな時は株を買ったり、コールOPを買ったり、FXでポジったりも。投資比率は3割だが、相場の読みの精度が一番影響してくるののがこの投資カテゴリ。
よく、ポジをニュートラルにしていると書いた場合は、中期投資でショートをして長期はロングして、短期を現金化というポジにしてる事が多い。
・短期投資(比率3割)
投資1か月未満を扱う。デイトレも含むがそれは余力があればの話で、どちらかというと個別で材料が出た銘柄でテクニカル投資をすることが多い。例えば、PO時や立会外分売時の空売り。好材料が出てしばらく上がりそうな銘柄への投資。下がり過ぎと感じる銘柄へのリバウンド狙い、TOPIXやMSCIのリバランスの需給を読んでの投資もここに入る。
また平常時には、OPプット(掛け捨て保険)を毎月購入しているがその資金もこの短期カテゴリに入る。大きく相場が動きそうな時は、プットだけでなくをコールも含めて買う事もある。
これらで投資先が無ければ、現金として持っておくかデイトレ資金となる。なので、デイトレ資金が無いという事も良くある。
・普段は投資しない現金(比率1割)
何があっても、すぐに動けるように残してある現金。例えば、急変時に先物をショートしたり、FXに投資したり、不足しそうな口座にお金を入れるための資金。
ちなみに、長期、中期、短期のそれぞれのスタンスでも現金は残しているので普段は信用余力を含め3割~5割残しているのが普通。常に全力投資をしている訳では無いので、現金が常に1割しかないという訳でもない。
【解説】
という感じで、分かりにくいかもしれないが、投資スパンによってそれぞれ投資するものが明確に分かれている。
平常時というのは、ヨコヨコを想定している場合。この場合、普通は長期ロング中期ショートとなる。短期はその時によるので一概には言えないがニュートラルにすべきならば補う形で短期資金も使う事も。
リスクオンが明確ならば、長期中期ロング短期は現金もしくはショートとなる。リスクオフ時は長期ロング中期短期ショートとなる。
なのでどんなに片方に寄ったとしても7:3、3:7が限界では無いだろうか?なぜこのようなやり方をするのかというと、それは今までの経験からこうなったのであるが、それはアルメイダがそうしてるだけで、万人に通用するのかというと違うと思う。
この投資方法は日経平均やTOPIXのインデックスファンドの上昇率や下落率に勝つためのやり方を目指している。基本的にはファンダメンタルズを重視しているが、それだけだと下落相場時には痛手を負う。インデックスファンド等では下落相場がくればリバランスはするだろうが、基本的には下落相場に突入すれば、資産は減っていくだろう。
アルメイダの投資法はそのデメリットをなるべく補えるよう、工夫している。その代り、強烈な上昇相場が来てもある程度はショートポジを持っているはずでそれらが足を引っ張る事もある。デメリットをなるべく抑えつつ良いとこ取りしたい!・・・そんな欲張りなやり方なのだ。
【経緯】
さて、大体は解説し終わったのだが、このやり方が確立してきたのは1年半くらい前だろうか。時期で言えば、2014年位。それまでは、長期カテゴリとその他で半々に分けていた。その長期とその他でわかれる前は単なる分散投資だけしかしていなかったと思うが、、
そもそも投資スタンスによってポジションを構築するやり方は3.11が切欠と言える。あの時に大損したのが良い経験になっている。
その後アベノミクスによってアルメイダの資産は大きく増えるのだが、その動きの中でも下げる時もあったので、一時的にドローダウンが激しかった。それらを補うように今の形になったという経緯がある。
まったく話は飛ぶのだがエヴァンゲリオンというアニメは有名なので、知っている人も多いと思う。このアニメではマギシステムというネルフの人工知能を備えたコンピューターが出てくる。このマギシステムでは3つの脳で構成されており、それぞれ性格の違う脳が多数決によって決めていたと思う。アルメイダの投資法はこれに似ているのかもしれない。
何かのニュースを読む時も、中期スタンスの脳みそと短期スタンスの脳みそではポジションの取り方で意見が割れる事がある。それぞれは干渉せず短期ではこう、中期ではこう、と結論(予想)が出る。それらが積み重なっていくのだ。
このように各投資スパン毎にニュースや材料を読み解いていくと、何も考えなくても自然と全体的なポジションの傾きが出来てくる。
常に相場を監視するのは疲れるし、生活が投資で頭が一杯になってしまっても充実しているとは言えないので、自然にポジションが構築されるこのやり方はとても気に入っている。
後々には、本当にシステムで売買を自動化出来たら良いなーと企んでいるが、それはおいておいて・・・。
ちなみにだが、もちろん相場の節目ではポジションの傾きありきで、それぞれのポジションを修正する。その辺は自動化出来ない部分であるので仕方が無いが、そのおかげで2015年もかなり良い成績を今のところ収めている。
【まとめ】
以上がアルメイダの投資法と、投資スパンの定義と投資手法の経緯になる。
理想で言えば、もう少し投資スパンを細かくしたいところ。今年に入ってから短期投資の成績がとても良いので、短期をもう少し細かくしてもいいかもしれない。短期とは言っているが、実際には長期と中期とそれ以外という感じで運用しているので。
機会があれば、心がけてることや、これだけは絶対にしない方が良い事等も日記で書いていきたいと思う。
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アルメイダさん、はじめまして!
3.11を忘れるな。
平常時には、OPプット(掛け捨て保険)を毎月購入している。
大きく相場が動きそうな時は、プットだけでなくをコールも含めて買う事もある。
なかなか、慎重にして大胆な内容です。
私は投資歴だけが長くて、アルメイダさんのような境地にはいまだたどり着けません。
今後ともよろしくお願いします。
思惑さん。はじめまして。
思惑さんのブログを少し拝見しました。投資歴というのは、私は長ければ長いだけ自分にとってプラスになる武器になりえると考えています。
私はライブドアショック(マネックスショック)や、ITバブル等は経験していません。また、リーマンショックも投資始めたばかりで、当時の経験を効率よく吸収できたかも怪しいといえます。
OPの購入はそれ自体がコストとなるため、一長一短と言えます。私は目先の利益よりも、安定して資産を増やす事を重視しているのでこのような戦略を取っています。
もっとよい投資方法を今でも模索しています。
今後ともよろしくお願いします。
そこで気が付いたことは、これはヘッジファンドの手法そのものであると。
自然発生的(自己探求の結果)に現在の投資方法になったのならば、
素晴らしいことだと思います。
私は1985年からですから、オプションについては使い方すら研究したことがありません。
ネット環境やデリバティブ等がない時代からですので中長期の投資しか考えられませんでした。
金利と株式の関係については、それなりの知識は持ち合わせているつもりです。
今後とも末永くよろしくお願いします。