2015年8月31日(月)現在 常磐開発(1782) の株価を
一目均衡表の視点で分析しました。
参考: http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/
1.値幅分析
直近の高値=609円(2015/8/13)は、過去の高安、
高値=270円(2005/11/1)
安値=60円(2008/10/10)
の値幅=210円幅の1.618倍を、270円の上にとった値=609.8ポイントに一致。
そのため、8/13の高値=609円は直後に急反落し、月足での長い上影を作っています。
2.日柄分析
同銘柄の史上最高値=899円(1995/8/31)からの長期急落が、およそ下げのN波を形成し一服した時、高値からの下げ幅は約800円。
800円幅の下げを演じるに要した期間は、高値から83ヵ月、若しくは92ヵ月でした。大規模なトレンドも流石に83ヵ月以上経過すれば終焉したことになります。
さて、上記 1.値幅分析にて、安値60円から609円に至る期間が、今月=2015/9月で、83ヵ月となります。
値幅におけるフィボナッチ1.618倍水準の上げ幅達成と83ヵ月という習性日柄の達成は、9月とその翌月以降の展開が、当面のトレンドを決すると言えます。
通常は調整警戒(トレンドとしての調整/または瞬間安値の出現)となります。
大勢はまだ強気。しかしながら、83ヵ月の上げ一服懸念が強いため、今は一本調子の上昇は当面期待できないでしょう。
最終的な日柄の重要ポイントは、今月から約32ヵ月後(=2018/5頃)という遠い将来にあり、そこが「天」「底」どちらになるかを予測する上で、まずは目先の大きな転換ポイントに注目しております。
9月からの調整や上昇一服が「押し幅限定的(下値=360円付近までで支持される)」の場合は、2018/5月へ向けて上昇トレンドを維持すると思われますが、360円を割り込む展開では、2018/5月が安値出現に至りやすい。
注) 当分析は、月足チャートによる大局観を確認するものです。
日々の売買には、日足チャートを確認してください。
最低購入代金(一口)は、520,000(08/31)です。
※当会は、相場の上げと下げのトレンドは「性質が全く異なる」ことを重要視しているため、移動平均線を使った分析は、上昇過程の解説用としては「モットモらしく」利用できますが、下げ相場に対応不可という重大な欠陥がある、若しくは、実践の投資行為の主要な判断基準にはなり得ないと、考えています。
一方、一目均衡表は、描画される5線を駆使することで、波形スケールの縮小、拡大に対応できることや、日柄分析により、天井や底になりえる時期、値段を予め測ることが可能なことから、他のテクニカル分析手法よりも遥かに優れ、実践的に活用可能であると考えます。