窓際リーマンさんのブログ
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急落時のオプションヘッジの為の記録(3)
先週に引き続いて暴落の記録。しっかりと記録して忘れないようにしていこう。
※以下、終値で記録。
◎2015年8月21日(金)日経平均19,435.83円(前日比-597.69円 ▲2.98%)。ドル円レートは1ドル122.060円(1.334円円高 ▲1.08%)。夜間のダウ平均株価は16,459.75ドル(前日比-530.940ドル ▲3.12%)。
◎2015年8月24日(月)日経平均18,540.68円(前日比-895.15円 ▲4.60%)。ドル円レートは1ドル118.480円(3.580円円高 ▲2.93%)。夜間のダウ平均株価は15,871.35ドル(前日比-588.400ドル ▲3.57%)。
※この日、ドル円115.927円(6.133円円高 ▲5.02%)、ダウ平均株価15370.33ドル(前日比-1,089.420ドル ▲6.61%)でオーバーシュートしている。この日がセリング・クライマックスだったと思われる。豊島逸夫キャスターも番組出演中にドル円が5円も動くのは初めてだとびっくりしていた。(・_・;)この日はapple社のクックCEOが中国市場の7、8月の中国市場に対する強気の発言があり、ダウ平均も反発したが結局は続落。
◎2015年8月25日(火)日経平均17,806.70円(前日比-733.98円 ▲3.95%)。ドル円レートは1ドル118.830円(0.350円円安△2.95%)。夜間のダウ平均株価は15,666.44ドル(前日比+296.110ドル △1.92%)。
◎2015年8月26日(水)日経平均18,376.83円(前日比+570.13円 △3.20%)。ドル円レートは1ドル119.946円(1.116円円安 △9.39%)。夜間のダウ平均株価は16,285.51ドル(前日比+619.070ドル
△3.95%)。
この日、日経平均17,714.30円(前日比-92.40円 ▲4.45%)でオーバーシュートしている。追証の関係もあると思うがこの日がセリング・クライマックスだったと思われる。
◎2015年8月27日(木)日経平均18,574.44円(前日比+197.61円 △1.07%)。ドル円レートは1ドル121.015円(1.069円円安 △8.91%)。夜間のダウ平均株価は16,654.77ドル(前日比+369.260ドル
△2.26%)。
◎2015年8月27日(木)日経平均19,136.32円(前日比+561.88円 △3.02%)。ドル円レートは1ドル121.581円(0.566円円安 △4.67%)。夜間のダウ平均株価は16,643.01ドル(前日比+11.760ドル
△2.26%)。
~~~~~~~~~~~~~~以下、前回の大暴落の続き~~~~~~~~~~~~~~~~
日経平均の急落が特に激しかった4営業日、(2015/8/18)最高値20663.18円から(2015/8/21)最安値19435.83円からさらにオーバーシュートして(2015/8/25)に底値をつけて大幅に反発した。
※計測したオプションは限月が近く流動性が高い2015年9月限のもの。左側から(2015/8/18)→(2015/8/21)→(2015/8/25)
18,000円プット 最安値7円→205円(29.285倍)→最高値1,250円(178.571倍)
17,875円プット 最安値7円→170円(24.285倍)→最高値1,170円(167.142倍)
17,750円プット 最安値6円→155円(25.833倍)→最高値1,090円(181.666倍)
17,500円プット 最安値4円→150円(37.500倍)→最高値985円(246.250倍)
17,250円プット 最安値4円→95円(23.750倍)→最高値855円(213.750倍)
17,000円プット 最安値3円→80円(26.666倍)→最高値790円(263.333倍)
その後の時間的な価値の減少について(2015/8/26→2015/8/27→2015/8/28→2015/8/31)
※終値参照、なぜ8月31日まで日足があるのか不明。マーケットスピードの仕様か?
18,000円プット 最高値1,250円→370円→320円→125円→145円
17,875円プット 最高値1,170円→330円→280円→105円→140円
17,750円プット 最高値1,090円→310円→260円→95円→115円
17,500円プット 最高値985円→240円→215円→80円→95円
17,250円プット 最高値855円→190円→180円→65円→75円
17,000円プット 最高値790円→160円→140円→55円→65円
吹き上がったプットは下がる時も一瞬。週を挟んで金曜日の20倍~30倍から170倍~260倍まで跳ね上がって急落する。利益確定のタイミングはシビア。指値で欲張って売り損なうと悲惨。
オプション買いは通常は不利。捨て値で買い、指値で売るといいのだろうか?
『頭と尻尾はくれてやれ』なのだろう。。。(>_<)
2015年8月25日(火)に夜間で日経平均先物が最安値17,160円をつけた時に恐怖に耐えきれず底から権利行使価格の低いプットの出来高と値段が急騰している。みんなが欲しいものを欲しい時期に買えば損をする典型だと思う。頭の良い人はオプションの買いで儲け、売りで更に資産を増やしたことだろう。
恐怖に打ち勝った人間、努力して自分で考えて行動できる勇気を持った人間だけが勝つことができたのだと思う。(自分は敗者)
10,000円プットの出来高にいたっても8,888枚。これで儲けようとは思わないし、自分のようにリスク耐性が低い人間が儲けれるわけないですが、こんな価格帯まで買う人がいるのにはきっと何か理由があるんだろう。パニックは恐ろしい。
初めてポジションを持っての暴落を体験した。忘れないようにしたい。
リンク:急落時のオプションヘッジの為の記録(2)
だまって、損切り出来るようになれば、よいですね。
自分のポートフォリオの堅牢さを確認するちょうどいい市場ストレステストですから。
なんとなく落ちる傾向は読み取れても、正確にそれがいつかはなかなか分からないもの。
急落時の売り買いのタイミングより、日頃からどういう割合でそれぞれの資産を持つようにするかのほうが大切です。