2015年8月21日(金)現在の日経平均株価 を一目均衡表の視点で分析しました。日経平均株価のETF、先物、CFDなどの参考にして下さい。
参考:
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=998407.O
■141週サイクル(変化週=7月27日週)分析が的中!!
本日掲載したチャートは、週足に一目均衡表と日柄線、また当会独自の中長期限界線①~⑤を描画しています。
日経平均株価は、2015年6月4日公開のチャート分析(当会ブログ、みんなの株式、FACEBOOK)などで指摘した通り、中期日柄サイクル=141週が、大きな転換のキッカケとなって、8月以降次第に軟化しはじめ、先週~今週で大きく値を崩し20000円を割り込んできました。
一般には、中国経済の後退、株安が日本株軟化の要因と見られていますが、投資においては、いつ買って、いつ売るか、という「タイミング」が重要ですから、「何時から変化するか」「どう変化するか」という究極の分析が必要となります。この「タイミング」の把握は、まさに今回も一目均衡表の日柄分析が完璧に威力を発揮してくれました!!
8月4日分析では、
「なお、FaceBookで公開してきた週足日柄分析では、7/27の週を中心に、141週サイクルが一区切りとなりますので、(大勢の更に重要な変化週はまだまだ先ですが)20000円台攻防の次の展開はそろそろ一度決着してよい時期に入っております。」
と書きましたが、注意喚起の通り大失速!!
終値は前日比、-597円69銭の1万9435円83銭 でした。
さて、チャート各指標から今後の展開を見ておきます。
▼日柄分析
141週は7月27日の週で到来。
「前後ローソク足1本半ルール」により、例によって、8月14日の週まではかろうじて高値圏を維持しましたが、今週は連日下げ幅を拡大し引け値=19435円は、週足の基準線=19677円も割り込みました。
当面は、これまでの上昇の勢いの余韻が残りますので、一気に続落するといった展望はしませんが、141週という大きなサイクルが終わった後の下落開始は、やはり重く受け止めるべきで、当面は買いの手を控えた方がよいと判断されます。
▼一目均衡表
週足では、ローソク足が、基準線と転換線、及び先行スパン①(先に描かれた雲の上限)を割り込みました。これだけ見ると警戒すべき動きに見えます。
下降したローソク足わずか1本で、基準線を割り込みましたので、今までの上げの勢いは息を潜めることになります。
下値の岩盤(深めに押した時の目処)は、雲の下限=17740円処です。
▼独自指標=限界線分析
週足チャートの高値から中長期限界線4-①、4-②で抵抗し失速しましたので、同2や同3の19000円水準で支持されやすいと見ます。しかし、限界線1=
17000-17700円処は高い確率で支持するものと見ます。
長期的な視点で一旦失望を招く展開があるとすれば、この17000円水準が抵抗帯になる場合で、値幅、期間とも相当の調整トレンドを覚悟することになります。(現状は、逆に17000円台で支持される確率が高く、この段階で
悲観することはありません。)
▼まとめ
前回、8月4日分析で、
「今後は、最近の2番目の戻り値である20850円を超えるか、基準線や帯が集中している19800円処を割り込むか、で次のトレンドが確定してきます。」
と書きました。そして、
本日19800円を割れましたので、今は「調整中」です。
超目先は、日足の日柄(105日サイクル)=8月25日(火)到来の直後の動きに注目します。
前回の突っ込み安値=19110円(7月9日)の安値水準で下げ止まるか否か。これは極めて重要でしょう。
デイトレードの視点では、19100円台とその前後は突っ込み買いで拾ってくる手口が想定され、当然、支持されやすいのです。
問題は、そこから一両日中に大幅反発を実現できるかどうか。
大幅反発が出来なければ、失望を招き戻った処で売りへ変化し、やはり下降トレンドを継続する根拠を与えてしまいます。