戦後70年、株式市場(日中)の歴史観♪《米日に学べ》

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戦後70年、株式市場(日中)の歴史観♪《米日に学べ》

★戦後70年談話発表、国政課題

  昨夜、NHK放映~安倍総理出演 質疑は好感

 ポイントに答える形で、丁寧に対応。

 マスコミに出演し、解説することで、野党の主張・レッテル貼りが

 空虚なもので有る事が明白になったと思う!。

 (恐らく、勝手な批判だけで、世界の潮流を見ず、国政を担える実力が枯渇し、万年野党。)

 それに比べると、テレビ朝日等の勝手な報道(偏り・軽薄)だけを

 見た視聴者は、疑問符だけを植えつけられて、全体像を理解する

 チャンスを失う危険性を感じた。

 (また、朝日新聞の戦後70年での、国民への謝罪は、まだない。

 今朝の読売新聞・・全体報道(好感 

 

★株式市場(日中)の歴史観 ・・中国の米日に学べ

  中国は、後発国として、多方面で米国、日本に学んできた。

  最近は、インターネットを介して、各種情報を盗んでいるが・・。(中国人民軍関係)

 

  株式市場(日本、中国)の歴史観について、参考になりそうなブログが

  有りましたので、ご紹介です。(中国通 たっしー)↓ 

  投資経験の浅い私には、目からウロコでした。

 

当局の市場管理はなぜ必要なのか?


2015年8月13日



中国株投資家のみなさん、こんにちは。

日本の株式市場もかつては個人投資家が大きなウエイトを占めていた。

 

個人投資家の投資行動は、株価が上がると買い、下がると売るといった傾向がある。これでは価格メカニズムが働かない。市場は不安定となり、国家が市場に介入することもあった。

たとえば、1965年、証券不況の際には、日本銀行が当時の業界トップであった山一證券に特別融資するようなこともあった。

 

市場を安定させるためには何が必要か?

金融法人が株を買い、事業法人が持ち合いを進めることで安定株主が増えた。

1960年代から1970年代にかけて、投信が大きく成長した。ちなみに、それをもっとも積極的に行ったのは野村証券であり、その時の成功がその後の業界における盤石な地位を築く基礎となった。

相場の値動き自体は随分と安定したのだが、だからと言って株価が適正な水準に留まり続けたかと言えばそうではなかった。

 

高度成長が終わりに差し掛かった1980年代、主にアメリカの事情によって、日本国内は未曽有の金融緩和政策を採らざるを得なくなった。

もともと土地神話(土地は上がり続けるものだといった見方)の強かった日本では、不動産バブルが起こり、株式市場ではリスクを度外視した営業が株式市場のバブルを加速させることになった。

証券会社が損失補てんを約束するかのような営業をしたり、一任勘定に近いような取引が横行したりした。大量推奨販売なども問題となった。

 

バブル崩壊とともに、こうした強引な販売が明るみに出て、その後、業者への粛清が進んだ。さらに、急激な行き過ぎた金融引き締め政策や、先送りを続ける結果となった“銀行における不良債権処理政策”が、バブル崩壊を深刻なものとし、長引かせる結果になった。

1990年代に入ると、持ち合い解消が進む中で、慢性的な買い手不足が続いた。一方で、金融の国際化、自由化が進む中で、海外投資家の売買比率が高まった。

 

今の日本市場は、欧米機関投資家の売買が大きなウエイトを占める市場となっている。

 

中国にとって、日本の失敗はどのような教訓となるのだろうか?

問題が大きくなる前に、できるだけ早く、しっかりとした管理をすることである。

 

日本の株価はどうやって決まるのか。

 

欧米機関投資家の投資スタンスが日本の株価の大筋を決めることになる。

欧米機関投資家と言っても、ロングオンリーの長期投資家から、アルゴリズムを組み、超高速で自動取引を繰り返すヘッジファンドまで多彩である。マクロを重視する機関もあれば、ミクロを重視する機関もある。しかし、大まかに言えば、企業価値に根付いた適正株価の共通イメージがある。

少なくとも、良くも悪くも洗練され、一般化された投資理論がある程度ベースにある。

 

“景気の悪化が続く中、株価が上がり続け、二桁増益が続く中、5年も下落相場が続いたりする”。中国の株価動向について、異様に感じるのは、その投資理論が通用しないところにある。

 

困ったことに、外国人が面談する香港や本土の優秀なストラテジスト、エコノミスト、アナリストたちはほぼ例外なく、欧米で教育を受けており、株価のバリュエーションについて、しっかりとしたイメージを持っている。一言で言えば、話の分かるとても優秀な人たちだ。

 

しかし、実際マーケットを支配しているのは、個人投資家である。

“上がれば買い、下がれば売る”、“資金があれば買い、不足すれば売る”。上海総合指数の月足をみれば、急騰、急落、リバウンド、長い下落といった組み合わせが続いていることがわかる。

 

だから、当局は市場に介入せざるを得ない。

当局にとって、市場はどうあるべきだろうか?

欧米の市場が全て正しいとは思っていないだろうが、少なくとも、吸収すべき点は沢山あると思っているはずだ。

NYのように“緩やかな上昇局面が続く市場、下落局面が短く、上昇局面が長い市場”が理想的である。

 

資本市場の役割は何か?

まずは、最適な資源配分を達成することである。社会が必要とする企業に対して、資金を適切に供給することである。それには企業業績の良い会社、その見通しの良い会社の株価が評価されることが不可欠である。

企業のファンダメンタルズに基づいた株価バリュエーションが形成される必要がある。

株価が上がり過ぎたことが問題である。だから、当局は6月に入り、それを止める措置を行った。その結果、株価は下落し始めたのだが、株価の適正基準がしっかりしていない分、放置すれば、株価は徹底的に下げ続けることになる。

2007年秋から始まり2008年秋までの約1年間で、上海総合指数はほぼ4分の1近くまで縮小している。上げ過ぎの後は下げ過ぎとなる。

 

“市場が間違っている”。だから、当局は介入するのである。

 

当局の市場安定化策は徹底しており、上海総合指数は3500~3600ポイントで固い支持ラインがあると投資家は思い始めている。

当面は投資家心理を落ち着かせることが重要である。

出来高の8割以上が個人投資家であるといった状態では株価の動きを安定させるのは難しい。政府が急騰、急落を防ぎながら、株価を安定させるしかないだろう。

もちろん、国内の機関投資家を育てることが急務である。しかし、当局は同じことを10年以上言い続けているが、未だにそれが上手くいっていない状態である。

 

我々投資家は本土株投資をどう考えたらよいのだろうか。

中国の特殊性をしっかりと理解した上で、当局の政策を分析するしかないだろう。

 

上海総合指数は3500を割ることはなく、4500を越えれば国家隊からの売りが上値を抑えるだろう。できるだけゆっくりとした速度で上昇し、急騰、急落は無くなる・・・。

当局はかつて、これほどまで厳しく株価をコントロールしようとすることはなかった。今度はこれまでと違い、最後までコントロールを続けるのではないか。

7日の上海総合指数終値は3744.20ポイントで上海市場の市場平均PERは18.42倍である。バブルと呼ぶにはあまりに低いバリュエーションである。


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