「金」の下落が止まりません。
5年ぶりに安値を更新し、現在1トロイオンス1088.80$で取引されています。
金相場は12年間上昇を続け、2011年9月に高値(1933$)を付けた後下げに転じて以来
44%もの下落となりました。
恐らく世界的な金融緩和がインフレを引き起こすと予想し「金」に殺到した投資家が
思わぬ原油の暴落で先進国のインフレが抑制され、当てが外れた所為ではないでしょうか。
また一説によると、1月の銅と同じ様に
中国のファンドが売り浴びせているという噂もあります。
因みに「金」はドルで取引されますから、米国の金利が上がれば1000$割れも視野に入りそうです。
さらに「金相場」と「株式相場(ドル建て)」は逆相関する傾向があるため
「金」価格の下落は「株高」が続くことを示唆していると言えそうです。