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下げ止まれるか

9日の日経平均は19855.50(+117.86)と上海の反発をうけて長い下ヒゲを引いて反発した。長い下ヒゲは転換を示唆する可能性もあるが、今のところでは日経平均は19791の雲の下限をかろうじて回復したものの、基準線20033は遥か上、転換線は基準線を下抜け、パラボリックは下向きで下降局面はかわらず。MACDは-141と記録的な低水準にある。TOPIXは雲の下限も回復できていない。日経平均は週足についても転換線20105を割り込み、パラボリックは下向きに転換している。週足MACDもシグナルを切って急落している。目先下げ止まったとはいえず、中期的な調整局面に入ったとも考えられる。

 ドル円は121.36と日足は雲の下限の下にあり、パラボリックは下降、MACDもマイナス、週足も基準線を一旦割り込んで、パラボリックは下降に転換、MACDはシグナルを切ってきている。短期的には122円辺りの上値は重く、中期的にも円高トレンドに転換しつつある可能性がある。

 上海総合は、この数カ月の異様な急伸のあと崩壊、当局の異常なPKOで持ち直しているようにみえるが、日足は雲の下、週足も基準線のはるか下にあり、下げ止まったとは言えない。人為的なPKOは、人為的な規制が解除された時に崩落が起こる可能性もあり、不安は消えない。ギリシャも、ドイツがIMFが必要だとしているヘアカットに執拗に反対していると伝えられ、どうなるかわからない。

 一目均衡表が示す通り、目先自律反発があっても、頭上には分厚い雲が立ち込めているという状況だろう。


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