2日、大塚家具の大塚久美子社長はロゴを刷新し、新事業を発表した。
ジェネリック家具、中古家具買取・修理・販売を開始。
「今、日本には家具のリユース市場はない。そこを確立すると、レンタル、ローン、リースなどができるようになる。」
として、将来的にはレンタル、ローン、リースへの進出もちらつかせた。
ものすごい新業態!久美子社長はやはり天才的だ。
■ジェネリック家具
意匠権の切れたデザイナーズ家具をコピーし、ジェネリック家具と銘打ち販売
中国の家具工場を綿密に下見し、信頼できる工場で生産し、保証も1年付与するという。
■中古家具
高級家具は車よりも長持ちするが、中古市場は未成熟で成長余地があると考えているようだ。
クルマ同様、新:中古で6:4ぐらいの比率にしたいという。
もちろん、中古で買い取った家具は、大塚家具がメンテナンスしてから販売するとのこと。
■リース・ローン・レンタル
構想段階にすぎないので具体的にどういった内容かはわからないものの、大塚家具がコレを事業化する場合は、一番成長余地があると思う。
あくまで私の妄想だが。
・ホテルが季節ごとや期間限定キャンペーンの際に設置する家具をころころ変えられる。(冬は白樺、春は桜、あるいはフランスキャンペーンでロココ調家具など)
・ホテルで外国人の長期滞在客や、特定の旅行会社に手配した外国人向けに長期押さえた部屋がある場合は、その国民性を考えたデザインの家具を設置。
・VIPが来日するときだけ、普段は殺風景な会議室に高級な絨毯や調度品一式を配置。
・お誕生日や、結婚記念日むけに、お家に帰ると高級家具に変わってる!というサプライズ。
・企業が展示会に出店する際に自社で持っていない高級家具をレンタル。(あるいは九州の企業がビッグサイトまで家具持って行くより、有明の大塚家具から借りたほうが楽で低コストだったり)
・東京で働く人が、半年だけ単身赴任で大阪に行くような時に、激安家具や家具家電付き住宅のチープなものではなくて、高品質な家具をレンタルする需要。(部屋選びの幅も広がる)
・乳幼児がごく短い間しか使わない特殊な家具(赤ちゃん椅子や、木馬や、滑り台など)
・上記のように賃貸住宅で高級家具レンタルオプションを不動産企業と提携して行ったり、不動産企業自体がサブリースする需要。
・将来的にはダスキン、サニクリーン、リースキン、ユニマットなどの清掃系企業と提携して家電まで扱えるように。
・将来的にはアート系や古美術の企業や、大手運輸2社(ヤマト運輸・日本通運)と組んで、美術品も扱えるように。
・気に入ってもらえばリースやレンタル品をそのまま買い取る需要
・これらの空間演出のためにコンシェルジュ派遣業など。
いやほんと、パーフェクトだ。