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概況


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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      

18285.74(+  0.74)△0.00%


□ナスダック       

5090.79(+ 19.05)△0.38%


□S&P500      

2130.82(+  4.97)△0.23%

□ダウ輸送株       

8551.28(+ 47.32)△0.56%


□半導体株(SOX)    

718.44(+  3.96)△0.56%

□NY原油先物(7月限)   

60.72(+ 1.74)


□NY 金先物(6月限) 

1204.10(- 4.60)

□バルチック海運指数    

592   (- 14)

□為替      

(対ドル)121.06(前日比0.05円安)
        

(対ユーロ)134.44(前日比0.28円高)

□CME日経225先物 

20245(+ 65)※大阪先物比



 21日のNY株式市場は、積極的な商いが手控えられダウはほぼ横ばい。S&P500は18日の終値を1ポイント上回り過去最高値を更新しました。

 この日発表された4月の米景気先行指標総合指数は予想を上回る改善を示しましたが、週間の新規失業保険申請件数が増加し、5月の米製造業PMI速報値や5月の米フィラデルフィア連銀景気指数、4月の米中古住宅販売件数が軒並み市場予想を下回りました。

 FRBは先日発表されたFOMC議事要旨で、利上げは指標次第との姿勢を改めて示しており、冴えない経済指標が相次いでいることで利上げの先送り観測が強まり金利が低下したことが株式市場を下支えしました。

 その一方で、景気鈍化が意識され買いも手控えられました。NY株は今週に入り高値更新が続いていることもあって上値が重く、翌日にイエレンFRB議長の講演、メモリアルデーの3連休を控えて様子見ムードも強く指数は小動きとなりました。

 ダウは前日比ほぼ横ばい。S&P500は小幅ながら3日ぶりに上昇し、今週18日につけた過去最高値を更新。ナスダック指数が続伸し、4月24日に付けた過去最高値(5092)に迫りました。

 S&P業種別指数は、エネルギーや通信などが上昇した一方、金融などが下落しました。


 個別銘柄では、ドラッグストアや医薬保険管理を手掛けるCVSヘルスが上昇。CVSが薬剤給付管理のオムニケアを買収すると発表したことが材料視されました。ドラッグストアで競合するウォルグリーンにも買いが波及。決算は冴えなかったものの同業他社買収への期待でディスカウントストアのダラー・ツリーが上昇。

 好決算を発表した家電量販店のベストバイやアナリストが投資判断を新規に「買い」とした電子商取引のアリババが買われ、アマゾン・ドットコムも上昇。自動車のフォードやGMも堅調でした。アップルが上昇した一方、マイクロソフトやシスコシステムズなどが軟調に推移。四半期決算が市場予想を下回ったストレージおよびデータ管理のネットアップが大幅安となっています。

 ダウ構成銘柄では、キャタピラー、アップル、ボーイング、インテル、デュポン、ベライゾンなどが上昇した一方、マクドナルド、ユナイテッドヘルス、シスコシステムズ、メルクなどが下落しました。


 NY原油先物(WTI)は続伸。メモリアルデーの3連休から始まるドライブシーズンでガソリンの需要が伸びるとの見方が買いにつながりました。NY金先物は材料に乏しく反落です。





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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆昨日の日経平均株価は前日比6円で5日連続高。連日で年初来高値を更新し約15年ぶりの高値をつけました。上海総合指数も3日続伸となり、約1カ月ぶりに年初来高値を更新しました。

 NYダウは前日比ほぼ横ばいでしたが、S&P500は過去最高値を更新しています。

 CME日経225先物(円建て)は2万0245円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万0202円と比べ40円ほど高い水準となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
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 2万0833円 ITバブル時の最高値(2000年4月12日)


 2万0500円 心理的節目


 2万0320円 昨日高値


 2万0245円 CME日経先物


☆2万0202円 昨日終値


 2万0087円 窓下限(5月19日高値)


 2万0009円 5日線



◆本日は日銀金融政策決定会合、その会合後に黒田日銀総裁が記者会見を行います。

 海外では、1~3月の独GDP改定値、5月の独IFO企業景況感指数、4月の米消費者物価指数の発表、イエレンFRB議長が米経済見通しについて講演します。



◎市場変更

 VTホールディングス(7593)ジャスダック→東証1部



◆その他のトピックは、タイの高速鉄道に新幹線方式、後発薬メーカーが生産能力を増強、首相「アジアのインフラ整備に13兆円」、門前薬局の報酬を減らす方針・厚労省、米マネーが高リスク・高利回りを指向・車版サブプライムローンは危機前水準超える、中国のスマホ出荷1~3月は6年ぶり減。

 新日鉄住金は米で最高級鋼板、トヨタ「IMV」を全面刷新、ソニーがハイレゾ技術を他社に提供、4月のPC出荷台数は前年比半減、米運用会社が任天堂株買い増し・筆頭株主に、パナがシニア向け高級家電、ベネフィットが訪日客向けに飲食店割引とWi-Fi。

 すかいらーくの大株主の米ファンドが保有株売り出し、ジャステック純利益3倍、日車輌が米子会社の債務超過を解消、メディシスが公募増資と新株発行、エランが6月末で1株を2株に株式分割新東工業、自重堂、ハウスコムが自社株取得枠・・・等々。




◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 >


 よく動く日 高安ともに波動につくべし



 <相場高低判断>


  相場は片寄り変動なし



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