kabukabumanさんのブログ
今週の相場予測(思わぬ円高に注意)
先週の米国市場は利上げの時期が12月に先送りされるという見方や
利上げのペースが従来の予想より緩やかになるとの見方が強まり、ドル売り・株買いが進み
東京市場は逆に円買い・株売りが進む展開になりました。
イエレン議長が5/22の講演で、年内利上げに意欲を示したことから
投機筋の円売りが急速に進みましたが、黒田発言やFOMC後のイエレン議長の会見が
円安に歯止めをかける結果となり、日本株の強力な後押し材料は暫くお預けになったと言えそうです。
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ところでNY市場はFOMCの決定を好感し
6月度雇用統計(7/2)の発表までは底堅く推移すると思われ
その後も株価が雇用統計の結果に左右される可能性は低いのではないかと考えています。
但し6月30日にギリシャがデフォルトに陥れば
株価にとっては一時的にマイナス材料となりますが
交渉がまとまる可能性が極めて低いという最近の情勢を鑑みると
かなり織り込まれた可能性もあると思います。
また東京市場では、ギリシャがデフォルトに陥れば円高がさらに進む可能性が指摘されており
現在ドル/円相場のテクニカル的な抵抗帯といわれる1ドル122円30銭をあっさり下抜けると
一時的に120円割れも無いとは言い切れない状況だと思います。
さらに6/9に発表された5月度消費動向調査によると
一般世帯の消費者態度指数の前月比は22カ月連続で低下しており
内閣府は消費者心理の基調を「持ち直している」から
「持ち直しのテンポが緩やかになっている」として、6カ月ぶりに下方修正した点も気掛かりです。
以上のことから、今週の東京市場は思わぬ円高に注意が必要で
NY市場が上げても素直に連動しない重苦しい展開を予想しています。
また円売りで損失を被った投機筋が、円買い日本株売りを仕掛けて来る可能性もあり
個人的には様子見~売りスタンスが賢明ではないかと考えています。
以上曲がり屋の滅多に当らない相場予想でした ○┓ペコッ