相場三昧伝 週末雑觀

[ほんま そうかいさん]

○麦秋。昨晩は、バケツをひっくりかえすやふな大雨なり。

「暫次、迅雷風烈に,面を打たせ、心を打たせ、天地の怒りの鎮まるまで、ここで、このまま、心を虚しくして、坐らせて頂いておりましょう。」井之上靖著　孔子　第５章　最終文。

まさに天地の怒りをかんじさせるやふな昨晩でありぬ。ただし、本日は、快晴。麦秋の日。

○今週のながれ。

六月八日乙卯　　オバマ發言「強いドルは、問題だ。」

六月九日丙辰　　日経平均が三六〇円ほど下げたので、ETF225,ETF自動車、ラッセル野村コアイン　　　　　　　　　　デックスを押し目買い。ただし、小資金。六月のメインテーマは、来週一七日のFOMCにあらずや。

六月一〇日丙辰　　黒田發言「実効為替レートでは、これ以上の円安は、ありさふもなひ。」

　　　　　　　　　この發言によりて、新値追ゐのドル円のポジションのストップロスオーダーが附く　　　　　　

 

　　　　　　　　　損害額約壱萬圓。いてぇーつ！ただし、１２２円アッパーで１万ドル押し目買い。

六月十一日より本日までは、動かず。様子見。

〇本間宗久翁秘録を讀む。この書を讀み解きまするに、底を流るるは陰陽思想なりけり。

まっこと、宗久さまは、お江戸米相場の陰陽師ならんや。

ただし、今週は、また宗久さまのまた別の面も、わかりつつある。

今週は、これまで。