ギリシャが発行している円建てのサムライ債が7月14日に償還日を迎えますが
EUとギリシャの支援交渉が決裂すれば期日内の償還が不能になる恐れがあります。
このサムライ債はギリシャ国債とギリシャ国有鉄道債の二本立てで
債権の代表管理会社は「みずほFG」「新生銀行」「あおぞら銀行」の3行。
発行総額は直近の為替レートで約1000億円程度、購入者はの大半は個人だと思われ
最悪の場合、損失負担を強いられる可能性も残されています。
またギリシャ向けのエクスポージャー(投融資残高)は総額468億ドルと言われていますが
最大はドイツ(133億ドル)次いで米国(127億ドル)、イギリス(122億ドル)
オランダ(17億ドル)、フランス(16億ドル)、イタリア(14億ドル)の順で(ロイター調べ)
日本のメガンバンクでは三菱UFJFGがゼロ。
三井住友FGとみずほFGは合計で数十億円程度ではないかとみられています。
ところで昨夜のNY株式市場はギリシャ問題と9月利上げ説の再燃で下落。
円相場も124円台半ばで推移していることから
流石の東京市場も今日は売り圧力が強まるのではないでしょうか。
ということで、今日も日経平均先物の売り建てを考えています。