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投資顧問岩谷産業

8088 岩谷産業

産業・家庭用ガス専門商社。LPガスで首位。調理器具、合成樹脂、スマホ向け電子材料や金属等も展開。ガス需要期の下期に利益が偏重する。
5月8日に前期(15年3月期)本決算を発表。原油先物価格が3月17日に1バレル=43.4ドルと投機的水準まで売りこまれた影響(14年夏には1バレル=95ドル程度で推移していた)で、ガス価格も油価に連動するため需要期の冬場においても販価が低迷したこと、輸入ガス価格が下落したことで、抱える在庫が相対的に割高になって大幅な減益要因になった。主要事業である総合エネルギー事業の不振で、微減収の一方、大幅な減益となってしまった。
前期決算は、売上高6919億円(前期比△1.7%)、営業利益111億円(△39.7%)、経常利益127億円(△33.7%)、純利益61.9億円(△40.8%)、1株当たり純利益25.1円実績にとどまった。
ただLPガス輸入価格は2月以降下げ止まって、会社想定よりも減益要因が軽微になって会社計画は4月に上方修正された。この上方修正に沿った数値での着地になった。
原油先物価格についても、5月13日NY原油先物価格の終値は1バレル=60.5ドルまで回復して、下げ基調には一巡感が強い。
こうした減益要因が解消するのに伴い、今期(16年3月期)の業績見通しは強い内容になることが期待される。ガス価格の底入れ、在庫評価損の減少が業績にプラス作用する。
家庭、産業ともガス需要は強く、販売数量は増加している。
このことから、会社側の今期業績計画は、売上高7000億円(前期比+1.2%)、営業利益207億円(+85.2%)、経常利益210億円(+64.6%)、純利益110億円(+77.4%)、1株当たり純利益44.6円見込みとしている。
ただ会社計画は保守的内容との見方が多く、市場コンセンサスは売上高7477億円(前期比+8.0%)、経常利益225億円(+76.4%)、純利益128億円(+107.2%)、1株当たり純利益52.2円予想とする。
油価、ガス価の復調を勘案すると市場コンセンサス寄りでの着地の確度が高そうだ。株価には上値余地がある。
またアベノミクス成長戦略が重要施策と位置付ける水素インフラ社会関連の事業者でもあり、水素ステーションを今年末までに20ヵ所程度設置する。水素社会実現のためのインフラ整備は遅れがちともされるが、トヨタ、日産、ホンダの自動車メーカー3社の整備推進サポートの動きなどには期待感がある。水素ステーションなど水素インフラ社会関連も中期的な期待材料になり、株価のサポート要因になる。
買いメドは840円程度まで。想定の取り組み期間は3-4週間程度。想定目標株価@1000円付近への上昇を期待。
一方、損切りについては690円割り込みでリスク許容に応じて要検討と考える。
(14日終値@819円に対する目標株価の想定上昇率+22.1%前後。)
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