映画ずきのしんちゃんさんのブログ
予想を裏切る上昇
4月8日の日経平均は、19789.81(+149.27)と、二日連続で窓をあけて急伸、15年来の高値をとってきた。為替も円安に振れて基準線を一旦奪還したが、結局維持できていない。これに比べて、株式市場の反応は予想を裏切って劇的だった。株は調整を脱して新たな上昇局面に入ったのだろうか?確かに日足はMACDもプラス圏、パラボリックも上昇に転じ、目先は上向きになっているようにみえる。だが、二つも大きな窓をあけてコマのようなローソク足になっている。そのうち窓を埋めに来る可能性も捨てきれない。
筆者としては、為替の動きと株の動きとのちぐはぐがどうも気になる。株の上昇の背景には日銀の追加緩和期待があると言われているようだ。短観が示しているように日本の実体経済は弱含んでいる。故に追加緩和はあるかもしれない。だが、アメリカ経済も弱含んでいて、日米金利差はなかなか開かない。円安にふれたとしても、更に進むとは思いにくい。またこれ以上の追加緩和が内需を刺激して実体経済に貢献するとも思いにくい。そう考えると、窓を上げて上昇するlこの株価の動きが実体経済に裏打ちされているのか、やはり首をかしげてしまう。
翻って週足をみるとRSI9は89に達していて、どうみても今までない超高値圏。ここからみるとこれからまだ調整があるような気がするのだが。