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★シビリアンコントロールに関する誤解(防衛政策、金融政策)

 シビリアンコントロールは文民統制と訳されている。

 しかし、これは誤訳、誤解。


 シビリアンコントロールの本意は市民による統治、市民の代表たる政治家による統治。

 ところが日本では文民統制と訳されているため、文官による武官統治と誤解されてる。


 文官が武官を支配しては防衛に支障を来す。

 文官は法律の専門家に過ぎず、防衛など各専門分野の専門家ではないからだ。

 文官支配では緊急時に合理的かつ速やかな防衛行動は取れず、国を守れない。


 武官を統治するのは専門に精通した防衛大臣で、それを国家戦略視点で考える首相(大臣、首相とも民意で選ばれた政治家)が指導するのがシビリアンコントロールの正しいあり方(国民益に即したあり方)

 本来、文官はそれを下支えする下働きに過ぎない。


 ところが日本では文民統制の誤訳、曲解のもと、専門知識も無く、選挙で選ばれてもいない法学系文官(選挙の洗礼を受けず身分保証もされているので基本、無責任)が各省庁を牛耳り、かつ政治家を実質支配している。


 同じようなことが国家の基本政策である金融政策(=景気調整政策)でも起きている。

 これがオイルショック以降、日本経済が凋落一途をたどり国力衰退となった原因。


 防衛政策、金融政策におけるシビリアンコントロールの復活は、日本政治にとって緊急の課題。

 その二つは国民の安全と豊かさに直接関係するからだ

 

 


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